【大雪に注意】停電・車の立ち往生への備えを 北海道の天気予報/2025年1月29日更新
北海道のあす1月30日(木)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
春と冬が共存
きょう29日の函館市内では、住宅街の雪のない地面から、フキノトウが顔を出していました。
地元の人によると、普段は3月くらいに顔を出すそうで、こんなに早いのは初めてとのことでした。まだ1月下旬なのに春のようですね。
一方、こちらは寒そう!29日朝の摩周湖です。
湖の手前にある木が、白くなっていますが、実は雪ではないんです。霧氷なんです。
29日朝、このあたりでは‐10度を下回る冷え込みになりました。冷えた空気中の水分が樹木などにぶつることで、一気に凍って白くなる現象です。
北海道は、春と冬が共存していますね。
これからは冬らしい天気に
広い北海道は場所によって景色が違いますね。
季節感がないですが、これからは冬らしい天気になります。
あす30日夕方までの24時間に降る雪の量です。赤や紫は大雪のおそれがある地域です。
上川や留萌地方では多いところで40センチ前後の雪、知床半島や江別周辺でも30センチくらい、札幌でも10~20センチです。湿った大雪になるので、懐中電灯など停電の備え、スコップなど車の立ち往生への備えをしておきましょう。
1月30日の北海道の天気と気温
30日の天気と気温です。
日本海側を中心に雪が降り、留萌地方や石狩北部では警報級の暴風を伴うおそれがあります。朝の冷え込みは弱いですが、朝からあまり気温が上がりません。
30日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌、小樽、倶知安は断続的に雪が降り、交通への影響が出るおそれがあります。朝は早めに準備をしましょう。
千歳も日中は雪が強まります。道南はツルツル路面に注意して下さい。
道北・空知です。
海岸部はふぶいて、目の前が真っ白、ホワイトアウトになるおそれがあります。危険を感じたら安全な場所で待機しましょう。留萌や上川地方、深川・滝川方面では大雪にも注意が必要です。
道東・オホーツク海側です。
雲に覆われ、オホーツク海側は雪が降りやすいでしょう。知床半島の羅臼町周辺ではあす夕方にかけて30センチくらいの雪が降りそうです。
1月30日からの北海道の週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
金曜は石狩湾や留萌、網走など海岸部を中心に雪、土曜も札幌周辺で雪となるでしょう。積雪が急増するおそれもあるので、落雪にも注意して下さい。
つづいて、太平洋側です。
金曜も函館や千歳で雪が降りますが、量は少ないでしょう。帯広では金曜から3日間、氷まつりが開催されます。雪は少ないですが、晴れて寒くなるでしょう。
1月30日の札幌の朝昼晩の天気
30日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
一日雪で、もんすけは昼間、傘をさしています。
湿った雪が降り、傘やフード付きの上着が必要です。朝と日中も雪かきが必要になるほど雪が積もるため、長靴やブーツがオススメです。気温は高めでも風が冷たいので、暖かくして過ごしましょう。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※29日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU