気持ちいい運河沿いを散策♡中央市場前の「キャナルプロムナード」では兵庫運河の歴史も学べます 神戸市
明治32年に完成した「兵庫運河」は、当時海難事故が多かった和田岬を迂回することなく須磨や駒ヶ林方面、兵庫港を結ぶために作られた人工の水路。その大きさは日本最大級の規模を誇り、現在でも運河沿いは多くの地域住民に親しまれています。
今回は、神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前駅」すぐの場所にある、新川運河沿いに整備された「キャナルプロムナード」(神戸市兵庫区)を散策してきました!
夜には美しい景色を楽しめる♪おすすめスポットをご紹介します♡
キャナルプロムナードは平成5年に完成。約300mにもなる遊歩道で、イオンモール神戸南の裏側に位置しています。散歩をする人のほか、道幅も広いので自転車で通行する人も多く見かけました。
兵庫運河や新川運河、「兵庫津」ともいわれる周辺地域について学べるパネル展示などがあります。こうして見ると周辺にも様々な施設などがあることが分かります。
さらに運河を眺められるベンチがあちこちに設置されており、休憩スポットとしても◎。そうは言っても「ここに座って、イオンと運河以外に何が楽しめるの?」と思った方もいるのではないでしょうか?
記者のおすすめは「夜のキャナルプロムナード」。日が落ちると、こんな風にライトアップされるんです!運河に映る光が幻想的で結構綺麗なので、夜のお散歩やイオンでのお買い物帰りにぜひ立ち寄ってみて♡
さらに散策を続けて驚いたのが、ここにはかつて「兵庫城」と呼ばれる城があり、その城跡には最初の兵庫県庁が建てられていたのだそう!
新川運河の開削が行われると共に、城跡の中心地のほとんどは川敷になってしまったそうですが、こうして石碑が建てられているようです。
様々な歴史がある兵庫運河ですが、環境保全活動によって水質がよくなり、近年では様々な生き物が住める環境へと変化。真珠やアマモの養殖が行われたりクルーズ体験イベントが開催されたりと、地域住民が生活の中で親しみを持てる機会も増えてきています。
近くにお住まいの方にとってはお馴染みのスポットかと思いますが、イオンにお出かけした際にはぜひ立ち寄って、兵庫運河や兵庫津の歴史を学んでみてはいかがでしょうか。
場所
新川運河キャナルプロムナード
(神戸市兵庫区切戸町2丁目3-1)