太尾小マーチング 言語超え音楽で交流 2回目の「日台交流」実施へ
太尾小学校(館雅之校長)で1月22日、今回で2回目となる日台交流として、太尾小マーチングバンドと台北市立石牌小学校弦楽団との合同演奏会を開催した。地域住民や保護者などを招き、同校体育館で実施された。
昨年初めて開催された台湾五常小学校との合同演奏会。交流後、台北市内の小学校の中で話題となり、石牌小学校が合同演奏会に立候補。今回の交流に至った。
合同演奏前には、同校校庭で両校児童のお披露目会があり、太尾小マーチングバンド部長の桶川桃那さん(小6)は曲目を英語で紹介。挨拶の後、昨年12月の全国大会で披露した映画「メリーポピンズ」の楽曲を披露し、石牌小の児童から拍手が送られた。
音楽でつながる
合同演奏会で披露したのは、昨年演奏して好評だったアニメ「名探偵コナン」の楽曲と、石牌小から提案があった「ドラえもん」の楽曲の計2曲。本番が始まる約30分前に初めて両校での音合わせをし、「なかなか無い機会。お互いの音を聴きあおう」と指揮者が指示を出す場面も。合同演奏後は、石牌小弦楽団が映画「千と千尋の神隠し」のテーマやクラシック曲など5曲を披露、その後両校から記念品の贈呈・記念撮影が行われ、交流会は幕を閉じた。
石牌小弦楽団副コンサートマスターの江彥霆さん(小5)は「このような機会はなかなか無いので嬉しい」と話し、太尾小マーチングバンド部長の桶川さん、副部長大和田悠莉さん・大井田麻羽さん(小6)は「弦楽器と合わせることがなかったので、とても良い経験になった」「音楽で世界とつながれてうれしい」と合同演奏を振り返った。