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軽キャンピングカー普段使いの魅力とリアルな注意点

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軽キャンピングカー普段使いの魅力とリアルな注意点

「いつかはキャンピングカーで旅を楽しみたい」ですが現実には、2台持ちは維持費や駐車スペースの問題でためらう方も多いのではないでしょうか。そんな中、注目されているのが軽キャンピングカーです。見た目はコンパクトながら、工夫次第で日常とレジャーを両立できる実用性があります。

この記事では、軽キャンピングカーが普段使いに向いている理由やメリット・デメリット、後悔しないための選び方まで、具体的に紹介します。

軽キャンピングカーが普段使いに向いていると言われる理由

軽キャンピングカーが「日常でも使える」と注目されている背景には、維持費や駐車スペースなど、現代の暮らしにおける実用的な課題があります。

加えて、日常とアウトドアを組み合わせた暮らし方が広がっており、変化に対応しやすい点が支持を集めている理由です。

「1台で兼用」したいニーズの高まり

キャンピングカーの所有をためらう理由は、購入費用や維持にかかる負担、駐車場所の確保があります。一般的なキャブコンやバンコンは価格も高く、税金や保険料、駐車場代も安いとはいえません。

その点、軽キャンピングカーは軽自動車がベースとなっているため、新車でも200万円台から選べるモデルが多く、税金や高速料金も抑えられます。

車体サイズも小さめで、自宅や月極駐車場、マンションの機械式駐車場にも収まりやすく、場所の心配も少なめです(※高さ制限の確認は必要)。

費用と取り回しのバランスがとれていることで、普段使いとレジャーの両方を1台でこなしたいと考える人からのニーズが高まっています。

日常+レジャーの両立を求めるライフスタイルにマッチ

「平日は通勤や買い物に使い、週末はそのままキャンプへ」。そんな柔軟な使い方ができるのが、軽キャンピングカーの魅力です。

例えば、ダイハツのアトレーをベースにしたモデルは、街中での扱いやすさと車中泊時の快適さの両方を兼ね備えています。運転感覚は軽バンに近く、室内にはベッドやテーブルがしっかりと装備されており、普段使いとアウトドアの切り替えがスムーズです。

見た目はシンプルでも、中に入ればくつろげる空間が広がる。そんな「ギャップ」が、日々の暮らしに新しい楽しみ方をもたらしてくれます。

軽キャンピングカーを普段使いするメリット

軽キャンピングカーを普段使いすることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは3つの大きな利点をご紹介します。

購入費用や燃費が良く維持費が抑えられる

最大のメリットは、維持費が安く、普段使いでも家計にやさしい所でしょう。

税金・保険料
軽自動車扱いのため、自動車税や重量税、任意保険料は普通車より安く設定されています。
高速道路料金
軽自動車料金が適用されるため、長距離ドライブでも費用を抑えやすいでしょう。
燃費
ベース車が軽自動車のため、一般的なキャンピングカーよりも燃費性能に優れています。ただし、車内装備によってはやや燃費が落ちるケースもあります。

全体的なコストが低く抑えられるため、その分レジャーや旅行の楽しみに使える余裕が生まれます。

コンパクトサイズで日常の買い物や街乗りにも便利

軽キャンピングカーは、全長3.4m以下・全幅1.48m以下という軽自動車規格のコンパクトなボディで、日本の道路事情に最適です。

スーパーの駐車場や住宅街の細道でも取り回しやすく、運転が得意でない方でも扱いやすいでしょう。

「軽バンコン」タイプのモデルを選べば、見た目が一般的な軽自動車に近いため、通勤や買い物にも自然に使えます。

目立ちすぎず、普段の暮らしにもすんなりなじむ点が、普段使いに向いている理由のひとつです。

③装備の快適性が日常にも活きる(ベッド・収納・テーブルなど)

軽キャンピングカーの装備は、アウトドアだけでなく日常のちょっとした場面でも活躍します。

フルフラットになるベッド
フルフラットにすれば、仕事の合間やお迎え待ちの際に仮眠が可能です。
テーブル
車内で軽く食事をしたり、ノートPCを広げて作業スペースとして使うのにも便利です。
サブバッテリーやFFヒーター
エンジンを止めた状態でも電気や暖房が使えるため、災害時にも安心です。

日常の「ちょっとした不便」を解決してくれるこれらの装備は、一度体験すると手放せなくなるほどの快適さをもたらしてくれます。

軽キャンピングカーを普段使いするデメリットと注意点

軽キャンピングカーは日常でも活用できる反面、使い方によっては不便を感じるケースもあります。レジャーと普段使いを両立させるためには、あらかじめ気になる点を把握しておくことが大切です。

購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、しっかりと確認しておきましょう。

①荷物が常設で「通常の乗用車より狭い」場合もある

軽キャンピングカーにはベッドや収納家具があらかじめ備え付けられているため、一般的な軽自動車のように荷室を広く使うことは難しいでしょう。

夫婦でキャンプに出かける場合、調理道具や衣類、食材などを積むと、居住スペースが窮屈に感じられる場合もあります。

身長が高い方は就寝時に足を伸ばしきれないこともあるため、購入前にサイズ感をチェックしておくと安心です。

②スピードや走行性能は一般車よりやや劣る

軽キャンピングカーは、軽自動車をベースに室内装備を追加しているため、車重が増し、加速や坂道で力不足を感じるかもしれません。

高速道路の合流や坂道は、アクセルを強めに踏まなければスムーズに走れないケースもあるでしょう。

長距離移動や山道の走行が多い方にとっては、少しストレスに感じるかもしれません。

ですが、ターボエンジンを搭載したモデルであれば、加速性能がある程度補われるため、購入時にエンジン仕様もチェックしておきましょう。

③視界が悪く死角も多い

軽キャンピングカーは、後部にベッドや収納がある影響でルームミラーが使いづらく、死角が多くなりやすい構造です。特にバック時は、サイドミラーやバックモニターをしっかりチェックしながら、慎重に操作してください。

車両重量が増している分、ブレーキを踏んでから止まるまでの距離が長くなる傾向があります。雨天の下り坂では滑りやすくなるため、車間距離を十分にとるなど、安全運転を心がけましょう。

普段使いにおすすめの軽キャンピングカーはこれ!

メリット・デメリットを理解した上で、いよいよモデル選びです。普段使いを重視するあなたに最適な軽キャンピングカーを見つけましょう。

普段使い重視なら「軽バンコン」タイプがおすすめ

軽キャンピングカーには、おもに2つのタイプがあります。

軽キャブコン
軽トラックの荷台に専用の居住空間を載せたもの。室内は広めだが、車高が高く外観に存在感あり。
軽バンコン
軽バンや軽ワゴンをベースに内装をカスタムしたタイプ。外から見ると一般的な軽自動車に近く、日常の運転にもなじみやすい。

普段使いを最優先で考えるなら軽バンコンの方が扱いやすく、通勤や買い物でも気兼ねなく使えるでしょう。

運転のしやすさに加えて、後部座席を活かした実用的なレイアウトが多いのも特徴です。

まとめ

軽キャンピングカーは、経済性の高さや扱いやすいサイズ、実用的な装備がそろった車種です。普段使いと週末のアウトドアを1台でこなしたい方にとって、現実的な選択肢となるでしょう。

軽キャンピングカーで、日本中を気ままに旅する新しいカーライフを始めてみてはいかがでしょうか。

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