大船渡山林火災 「市民と同じ気持ちで」 市長ら主要3駅で街頭募金
岩手県大船渡市で2月26日に発生した山林火災を受け、相模原市は3月4日から6日にJR相模原駅・橋本駅・小田急相模大野駅で支援を呼びかける街頭募金活動を行った。活動で集まった支援金50万円は、大船渡市に全額寄付される。
初日の4日JR相模原駅で行われた活動では、石井賢之副市長らが駅前に立ち、市民に募金の協力を呼び掛けた。募金した女性は「ネットではなく、自分の手で目に見える形で寄付をしたかったので良い機会だった。いち早く消火してほしい」と話した。
5日に橋本駅で呼び掛けを行った本村賢太郎市長は「市民からは相模原市が先頭に立って支援を頑張ってほしいという声が届いている。東日本大震災の時と同じように、72万市民と大船渡市民を同じ気持ちで支援するという思いで、しっかりサポートしていきたい」と話した。
消防隊も出動
相模原市消防局は3月3日、被災地へ緊急消防援助隊を派遣した。今回派遣された市第一次派遣部隊は8隊27人。4日から活動にあたり、6日には二次隊が派遣された。
「銀河連邦」の繋がり
相模原市と大船渡市は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究施設がある5市2町から成る「銀河連邦」に加盟。交流事業を通じ友好関係を結んでおり、災害時には相互の応援活動を行ってきた。各区役所には募金箱が設置されている。