尼崎のいちご農家が経営するカフェでここでしか食べられないスイーツを実食『ささはら菜園』 尼崎市
尼崎市内の飲食店を多く取材していると『ささはら菜園』のいちごを使ったスイーツをいただくことが何度かあり、そのいちごの美味しさが忘れらず、いつか取材へ行きたいと思っていた筆者。昨年の12月に長年の夢であったカフェも始められた同園に念願かなって足を運んできました。
JR猪名寺駅から北へ徒歩約10分の所にあり、辺りは閑静な住宅が立ち並びます。道路にいちごのかわいらしいのぼりが立っているので初めてでも迷わず到着することができました。
奥に見えている建物がいちごの直売所とカフェです。横には大きなビニールハウスがありますが、ここ以外にあと3か所でいちごを栽培されています。
店内は元が納屋だとは思えないくらいオシャレで落ち着いた空間。ご夫婦で経営されており店内はご主人がDIYされたそうで、いちごの栽培をご主人が、カフェを主に奥さんがされています。
就職活動中、農業の会社の内定をもらい自身で農業について勉強していくうちに自分自身で農業を一から始めてみたいという気持ちが高まり大学卒業後、神戸にあるいちご生産農家で3年間研修し2019年12月、26歳で同農園を開園されました。
土・日のみ営業されているカフェでは、同園で採れたいちごを使用したケーキやクレープがいただけます。今回は、新メニューの「いちごのフルーツサンド」を特別に試食させていただきました。
まず驚くべきことはそのいちごの大きさ!今までいろいろなお店でフルーツサンドは目にしてきていますが、ここまで大きないちごが入っているのは初めてです。いちご好きな筆者は嬉しくてもうドキドキが止まりません♡いちごの断面が美しく筋が1本1本はっきりと見え、鮮度の良さを感じられます。
同園のいちごは果肉がやわらかく大きくて甘いのが特徴の「章姫(あきひめ)」と「紅ほっぺ」の2種類を栽培しており完熟になったものを使用されています。そのため輸送などには適していないので、同園の直売所かその特性を理解した一部のスーパーや飲食店に販売されています。
食べやすいようにカットしてもらい食べてみると、いちごがとってもジューシーで甘く、口いっぱいに果汁がじゅわっとひろがり大変美味で甘さ控えめのクリームとも相性抜群です。こちらで出されているカフェメニューは全て手作りで、これからはいちごがある季節のみならず通年の営業を目指しておられるそうです。
ほかにも、特大サイズのいちごをまるまる一粒使った珍しい「タルト」などいちご農家だからこそできる贅沢なメニューがあります。
定休日の水曜日以外は10時からいちごの直売をされているのですが、筆者が訪れた際はすでに午前中に完売してしまっていてその人気ぶりがうかがえます。
また、5月3日から6月2日までは「いちご狩り(30分食べ放題)」もされるそうですが、毎年すぐに予約で埋まってしまうそうなので、気になる方は今から予約のスケジュールを公式サイトでチェックしていたほうがよさそうです。大のいちご好きの筆者も唸るほどのいちごが楽しめるカフェは、友人や家族とぜひ訪れてみてほしいです。
場所
ささはら菜園
(尼崎市猪名寺1丁目6-16)
営業時間
【直売所】月・火・木・金 10:00~12:00 土・日 10:00~16:30
【カフェ】土・日 10:30~16:30
定休日
水曜日