ユートピアかと思ったらイートピアのギュウトピアだった / 運営はあの最強スーパーのグループ会社です
「ユートピア」とは、楽園や理想郷を指す言葉である。そんな場所が実在するなら1度は訪ねてみたい。誰もがそう思うはずである。それにかなり近い感じの名前のお店が、横浜市都筑区にあるらしい。それは行くしかねえッ!
ってんで、実際に行ってみたら、「イートピア」の運営する「焼肉 ギュウトピア」だった!
この名前を聞いてピン! と来たら、あなたはかなりの飲食事情通である。そう、このお店を運営するのは、あの最強スーパーのグループ会社である。そのスーパーとは!?
・あの最強スーパー
ロピアで~~~~す!
もう「ピア」ってついたら、だいたいロピアが関与していると考えても良いかも。株式会社イートピアホールディングスは、ロピアを中核とする「株式会社OIC」の飲食事業を行う会社だ。先日紹介した「ザ・ビフテキ」も同社が運営を行っており、ギュウトピアの方が先にオープンした先輩ブランドというわけ。
お店は横浜地下鉄センター南駅から徒歩1分の商業施設「港北東急S.C」にある。
ここの5階のレストランフロアにギュウトピアがあり、地下1階にはロピアがある。つまり、ザ・ビフテキと同じく、ロピアグループで仕入れた肉を焼肉で提供しているのだ。
お店に行ってみると、外観の主張は控え目。ロピアの店内のような派手さはないな。平日昼間はそれほど混んでなくて、すんなり席に着くことができた。メインは夜や週末なのかも。
注文は席に置かれたタブレット端末で行う。メニューを見ると、おすすめフェアは神戸牛とのこと。昼から奮発するわけにはいかないから、普通のランチメニューにしておこう。
ランチセットは1000円台後半の価格帯で構成されている。店前にも掲げられていた「飲めるロースランチ」が気になったけど、売り切れで注文できなかった。
で、私(佐藤)が頼んだのは「壺カルビランチ」(税込1540円)。3種の味の中から、ねぎ塩ニンニク味というのをお願いした。ご飯にスープ、モヤシナムルとキムチ。それからドリンクもついている。
壺カルビっていうと、長いカルビが入ってるヤツかな? それをハサミで切るってイメージがあるんだけど、卓上にハサミはないな。
開けてみると、ニンジン・玉ねぎ・ピーマンが目に入った。肉はその下にあるらしい。
トングでつまむと長いカルビ~……。ではなく、すでに切り分けられたカルビでした。長さはないけど、肉の色がいいな。サシの入り方もいい。これはいい肉なんじゃないの!?
網の上に慎重に投下すると、ジュワっという耳障りの良い音と共に、芳しい肉の香りがフワっと立ち上がる。コレコレ、この音とニオイこそが焼肉なんですよねえ。
タレは卓上に1種類しかない。元よりねぎ塩ニンニクの味がついているので、そのままでもイケそうだ。さて、早速ひと切れ口に入れた瞬間、隣の席の男性がこう唸った。
「うんめえ~~!」
そう! それ、私も今同じことを言おうと思ったんだよなあ。うんめえのである。肉質がしっかりしていて脂が甘く、必要最小限のタレで十分に足りるほど、肉の旨味を感じる。
この肉質なら店によっては倍くらいの値段でもおかしくない。ロピアグループは肉の仕入れが強く、そのメリットを最大限に生かしてるからこそ、良い肉を安く提供できるのだろう。まさしくグループの強みが生かされている。
手持ちの札(肉)には限りがあるが、それをもっとも美味しく、しかももっとも満足できる形で食うには、やっぱりご飯に乗せるしかねえな、うん!
ライスの量に選択項目はなかったはずだが、もしも選べるなら、次は大盛りでお願いしたいところだ。
ザ・ビフテキは川崎と木場に1店舗ずつできた。ギュウトピアはいまだここだけ。もっと早くアチコチにお店をつくってもらえないものかな~。そうすれば、もっと身近で気軽に「うんめえ!」って唸れるのに。イートピアがギュウトピアを増やして、ユートピアが広がることに期待してるぞ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 焼肉 ギュウトピア
住所 神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央5-1 港北TOKYU S.C. A館5階
時間 11:00~15:00(L.O.14:30) 17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日 元日(施設に準ずる)
参考リンク:eatopiaホールディングス
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24