フカセ釣りで43cm頭に良型クロダイ2尾を手中【千葉・逢島】粘りの沈め釣りが奏功
3月8日(土)、朝マヅメに狙ったアジの釣果がよかったので、今度はクロダイ狙いで移動。向かったのは、南房・富浦旧港から近い逢島へ。
クロダイ狙いフカセ釣り
逢島は、クロダイやメジナの釣果が期待できる。当日の潮回りは小潮で、館山地区は8時22分に潮位128cmで満潮、18時30分に32cmで干潮となる。
用意したコマセは、オキアミ3kgにマルキユーのチヌパワームギスペシャル1袋とオカラだんご1袋。付けエサは生オキアミと加工オキアミ。
35cmクロダイヒット
磯際を中心にコマセを撒きながら仕掛けを振り込むと、エサは残っている。ウキの周囲にコマセを次々と打ってコマセで本命を寄せる。
しばらくするとエサ取りが出てきた様子で、オキアミが残らず、ハリも時々なくなってしまう。正体はアカメやショウサイフグ。
それでも、潮はいい感じで動いているので、コマセが効いてくれば釣れるだろうと、辛抱強く打ち返していく。しかし、アタリを出すのはフグやベラばかり。
遠投するとエサが残るので、コマセを足元へ数回撒いてから仕掛けを沖へ。ミチイトを張り気味に丹念に狙っていると、ウキがゆらゆらと消えていった。待望のアタリなのでひと呼吸おいてから大きくアワせる。
竿を起こすと、グングンとクロダイらしい引きを感じる。足元のハエ根や海藻に注意しながら慎重に魚との間合いを詰めると、海中にギラリと銀色に輝く姿を確認。完全に弱ったところでタモ入れ。取り込んだのは35cmクロダイ。
このサイズは群れでいることが多いので、手早く魚をキープして同じ場所を狙ってみるが、あとが続かない。フグは時間の経過とともに減って、エサがそのまま残ってくる頻度が高まる。
43cm良型クロダイ浮上
次第に北風が強くなってきた。仕掛けが風で流されて釣りにくいので、ガン玉を追加して沈め気味にして狙う。遠投したり、沈み根周辺を丹念に攻めたりしていると、ウキがゆっくり消えていった。
一気に竿が根元まで引き込まれ、重量感ある竿絞りに良型を確信。掛かった魚は、スピードと重量感ある突進を見せてグイグイ絞り込んでいく。ハリスが細いので慎重に突進を止めるが、ミチイトが何度も出ていく。攻防の末、大きな波紋を上げながら良型クロダイが浮いてきた。無事取り込んだのは43cmの丸まると太った良型。
しかし、14時を過ぎると、さらに風が強くなり、雨も降ってきたので、足場を洗い流して納竿。
<週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年3月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。