戦後を生きる滑稽で愛おしい人々の姿を描いた、ゴツプロ!第九回公演『無頼の女房』が開幕 舞台写真&塚原大助のコメントが公開
2024年6月6日(木)下北沢・本多劇場にて、ゴツプロ!第九回公演『無頼の女房』が開幕し、舞台写真と塚原大助(ゴツプロ!主宰)よりコメントがが届いたので紹介する。
『無頼の女房』は、日本を代表する作家・坂口安吾とその妻・三千代をモデルに、戦後、混沌の時代を懸命に生きながら、どこか滑稽で愛おしい人々の姿を描いた、中島淳彦の代表作。
2002年に劇団道学先生で初演され、2010年には東京ヴォードヴィルショーでも再演、他の劇団でも上演されてきた人気の高い作品で、今回は劇団道学先生の青山勝が演出を務め、ゴツプロ!メンバー(塚原大助 浜谷康幸 佐藤正和 泉知束 渡邊聡 44北川)のほか、かんのひとみ(劇団道学先生)、浅野令子、土屋佑壱、鹿野真央(文学座)、前田隆成、剣持直明(劇団だるま座)、久保酎吉が出演する。
なお、本公演は6月16日(日)まで本多劇場にて上演。その後、7月6日(土)大牟田文化会館小ホールにて大牟田公演も予定している。
塚原大助(ゴツプロ!主宰)コメント
ゴツプロ!版『無頼の女房』がいよいよ開幕します。劇団道学先生の初演から22年経った今でも全く色褪せない中島淳彦さんの傑作です。
坂口安吾とその妻三千代をモデルにした今作。自身の人生をそのまま文学として生きた男・塚口圭吾と、それを支えた妻やす代、塚口に翻弄される編集者たちに、太宰治をモデルにした豊臣治や、檀一雄をモデルにした谷雄一なる人物も登場し、それはそれは賑やかだ。
何が文学だ! 物書きなんてみんな変人だ! となかなか理解し難い作家たちの破天荒な日常を、役者たちの熱量とユーモアで、観るものを笑わせます。良いじゃないかだらしながなくて、良いじゃないか滑稽で、一生懸命に生きる人間達が愛おしい。
老若男女問わず楽しんで頂ける作品となりました。皆様のご来場を心よりお待ちしてます。