大綱中合唱部 Nコン県代表に初選出 9月7日に埼玉で熱唱
大綱中学校合唱部が9月7日、埼玉県の大宮ソニックシティ大ホールで行われるNHK全国学校音楽コンクール(=Nコン)関東甲信越ブロックコンクールに神奈川県代表として初出場する。部員らは「自分たちのベストを尽くし、全国大会を目指したい」と意気込んでいる。
同部は53団体が出場したNコン神奈川県コンクール中学校の部(8月9日に開催)で、予選を突破した団体で行われた本選で上位2校に送られる金賞を初受賞し、県代表に初選出された。
今年は初めて課題曲で混声合唱に挑戦。男声パートと女声パートのバランス等を考慮して練習し、曲の主人公がどんどん成長していく過程や心情の変化等を皆で考えながら演奏した。部長を務める関谷杏凜さん(3年)は「結果発表の時は本当にドキドキした。県内2校だけの金賞を獲れて最高に嬉しい」と喜び、顧問の西川翔教諭は「課題曲は混声合唱、自由曲は『女声合唱+バイオリン伴奏付き』という他であまり聞かない組み合せに挑戦し、大綱中学校ならではの演奏を評価していただけた」と振り返る。
関東甲信越ブロック大会は同部の初舞台。関谷部長は「まだまだ課題がたくさんあるので、丁寧に練習し、さらに素敵な合唱にしていきたい。私たち自身で決めた目標の達成を目指し、これまでに合唱部の活動を支え、応援してくださっている方々の為にも、さらに高みを目指して”合唱懸命”に頑張っていきたいです」と力を込めた。
他大会でも快挙
同部の部員は総勢77人。Nコンは35人の人数制限があるが、夏休み中に出場したほかの大会には部員全員で出場し、そこでも快挙を見せている。8月18日の第67回神奈川県合唱コンクールで金賞を受賞。併せて、全部門通じ最高賞となる全日本合唱連盟理事長賞と神奈川県知事賞を獲得した。県代表として9月22日に開催される関東合唱コンクールに出場する。また同月21日には第72期TBSこども音楽コンクール川崎地区大会の重唱部門、合唱部門ともに優秀賞を受賞している。