「踊場が猫だらけ!」 イベント多数で地域活性
毎年2月22日、踊場地区では地名の由来である毎夜手拭いを被った猫が踊っていたという伝説にちなんで、猫の日のイベントが開催される。
今年は踊場地域ケアプラザから、大猫人形4匹がまちを練り歩いた。猫たちは道行く人に手を振ったり、ポーズを取ったりしながら猫の日の開幕を飾った。
物珍しい光景に、子どもから大人まで多くの人が猫に続いて行列となり踊場のまちを歩いた。途中、猫の供養塔として知られる踊場駅横の碑や、伝説にちなんだお菓子を販売する和菓子店などで写真撮影も行われた。
チラシを見てイベントを知ったという汲沢在住の女性は「娘が猫が大好きで偶然知ったイベントだけど、こんなに盛り上がっているとは知らず驚いた」と話した。
伝説を人形劇に
また踊場地域ケアプラザでは、戸塚区を中心に活動する有志団体「劇団ぴよぴよ」による人形劇が公演された。
かえるの歌や大きなかぶの人形劇のほか、子どもたちが劇団員と一緒に、かぶを抜くことに挑戦する参加型の劇も実施。子どもたちの一生懸命な姿に、会場からも応援の声が上がった。
さらに踊場の猫伝説をもとにしたオリジナルの演目「とつかのねこのものがたり」も披露。愛らしい猫の人形と劇団員が繰り広げるコミカルな物語に、会場は笑顔と拍手で包まれた。
このほか、上新粉を使った「しんこ細工」でオリジナルの猫の置物をつくる講座も開催。参加者は講師の笠原しのぶさんの説明に耳を傾け、思い思いに自分だけの猫作りに励んだ。