木のポスト廃止に 投函は8月31日まで
小田原地下街「ハルネ小田原」のうめまる広場前に設置されている「木のポスト」が8月31日(土)をもって、その役割を終える。
木のポストは2016年に株式会社街かど案内所が設置。小田原のヒノキの間伐材を使用し、小田原箱根の伝統的なろくろの木地挽き技法により製造された。土台のコンクリート部分も地元の左官職人が仕上げた。珍しい木製のポストは、小田原の情報発信場としてだけでなく、待ち合わせの場の目印として活躍してきた。
郵便ポストとして実用運用されていたが、維持管理などの費用面から設置の継続を断念。廃止を聞いた市民からは、「木の温もりが感じられたのがよかった。さみしくなる」など声が寄せられていた。
投函は8月31日まで(最終収集は9月1日(日)午前10時45分)。今後は工芸品としてハルネ小田原内に展示する計画だという。また、木製ハガキと切手は販売を継続する予定。
問い合わせはハルネ小田原街かど案内所【電話】0465・23・1150。