<義母の病院で>高齢者が「娘が一番だね」と言っていて凹んだ。息子は不要なの?娘はただの介護要員?
子どもが成人して子育てを終えても、ふとした瞬間にママの心が揺れることもあるのではないでしょうか。ママスタコミュニティに投稿されたあるママの体験談は、お義母さんの病院の付き添い中に耳にした会話がきっかけで、複雑な気持ちを抱いたというものでした。
『義母の病院の付き添いで待っているけれど、高齢者の会話を聞いていると凹むわ。内容は「女の子がいて本当によかった」という話。1人目から女の子が欲しかった私は、結局男2人の母親。今更だけれど、高齢の方が「女の子が一番」と言っていると、やはりそうなのだろうなと凹む』
女の子を望んでいたものの、結果的に2人の男の子を育て上げたママ。息子たちは大学生になり、優しい子に育ったと感じているようですが、待合室で耳にした「娘が一番」という会話に心がざわついたそう。投稿者さんの息子さんも十分優しいのに、娘のほうがさらに親に寄り添ってくれるのかと、つい考えてしまったようです。この投稿に対し、ママスタコミュニティには共感や励ましの声が寄せられ、性別による固定観念を払拭するような意見も見られました。
病院にいた高齢者の家庭だけかも
一部のママは、待合室の会話がその高齢者たちの個人的な経験に基づくもので、普遍的な事実ではないと指摘しました。時代背景や家庭環境が影響している可能性もあります。
『息子はダメって、「自分の子育てに失敗しました」ということかと。もしくは、嫁姑関係がうまくいっていないということかな』
『女の子だから優しいということはないと思う。性別関係なく、人によると思う。その人たちは自分たちを肯定したいから、そのようなこと言っているんだよ』
待合室にいた高齢者たちの「息子はダメ」という発言は、息子や嫁との関係性の問題や、昔の価値観にとらわれている可能性も。実際に娘が親のサポートをするケースもあるでしょうが、あるママからは、「義姉は同居しているのに、病院に連れて行くのは旦那」と息子のほうが積極的に動いているという体験談も寄せられていました。家庭ごとの事情が大きいのでは、とママたちは分析していました。
「娘が一番」は、一番都合がいいということかも……
娘を持つママたちからは、娘が同性であるからこそのメリットも語られていました。娘ならではの強みもある一方、課題も存在するようです。
『同性だから頼みやすいこともあるのでは? 義母が急遽入院になったとき申し訳なさそうに、下着の準備と汚してしまった下着の処分を私に頼んだよ。こういうのを頼まれると仕方ないな……となる』
同性だからこそ、母親が下着の準備などデリケートな依頼をしやすい側面はあるようです。でも「娘が一番」という言葉に傷ついたママも。
『うちも母が寝たきりになったとき、私を産んでおいてよかったと言われた。でも言われたときは悲しかった。自分は便利に使われるために産まれたのかなって』
娘への過度な期待が、かえって娘に負担をかけるケースもあるようです。高齢者にとって「娘が一番」は、自分の都合のよさを反映している場合もあると、冷静な意見が寄せられました。
優しさは男女関係なく子どもの性格による
ママたちは、投稿者さんの息子さんたちが優しいことに自信を持つよう励ましていました。性別による一般論は当てはまらない、個々の子ども次第だという声が目立ちます。
『人によっても違うよ。投稿者さんが息子さんたちのこと優しいと思うなら、本当に優しい子なんだと思う』
『投稿者さんはお義母さんの病院の付き添いをされているのでしょう。旦那さんもきっといい方なのですよね。そういう親を見て育っている息子さんたちは、結婚しても変わらず優しいよ』
投稿者さんが義母の付き添いをしていることから、家族への思いやりが息子さんたちに伝わっているはずだと励ます声もありました。
『うちの甥っ子が優しいよ。料理が趣味で煮ものを作って持って来てくれたり、祖母の誕生日には手作りケーキを持って来てくれたり。思いやりに性別は関係ないと思う』
『うちの義母も男2人の母だけれど、農作業や力仕事は息子である旦那に頼んでいるし、病院や買いものの付き添いは私がやっている。優しい息子さんならいいじゃない。結局は性別よりも性格だよ』
また他のママたちからも心温まるエピソードと共に、性別にとらわれない子どもの思いやりが語られていました。「優しさは性別ではなく性格や育て方による」という意見も。あるママは、「自分の子どもを信じなさいよ。男の子でも女の子でもわが子を持てたことに感謝しないと」と、力強く投稿者さんの背中を押していました。
病院の待合室で耳にした「娘が一番」という言葉に、投稿者さんは一時的に心が揺れました。でもママスタコミュニティの温かい声は、性別による固定観念を払拭するものでした。子どもの優しさは性別よりもその子の性格によるでしょうし、周囲との日々の関わりのなかで育まれる部分も大きいのではないでしょうか。投稿者さんの息子さんたちが優しい子に育ったこと、そしてお義母さんの付き添いをする投稿者さんの思いやりこそが、その証と言えるかもしれません。あるママの言葉が心に響きます。「自分が幸せで、子どもも幸せそうに生きているなら、それだけで最高なのよ!」投稿者さんが、息子さんたちに誇りと自信を持って前に進めることを願います。