【ネタバレ】「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン」シーズン2第1話、本シリーズ初期の衝撃シーンを再現 ─ 「脚本に驚いた」とキャロル役
「ウォーキング・デッド」のダリルを主人公としたスピンオフの第2章、「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン シーズン2 -キャロルの書-」が2024年9月30日よりU-NEXTで配信開始となった。第1話『他人の優しさ』では、シリーズ初期の最も衝撃的なシーンが新たな形で再登場。その舞台裏をキャロル役のメリッサ・マクブライドが語っている。
この記事には、「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン シーズン2 -キャロルの書-」第1話『他人の優しさ』のネタバレが含まれています。
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あの衝撃シーン、再び-->
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「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン シーズン2 -キャロルの書-」U-NEXTにて独占配信中 ©2024 Stalwart Productions LLC.「ウォーキング・デッド」シーズン2の再訪
シーズン1ラストでダリルを探していたキャロルは、シーズン2第1話で彼の居場所がフランスだという情報を掴む。その後、頭上を通り過ぎる飛行機を見ると、助けを求めるふりをして飛行機の持ち主・アッシュに接近。アッシュは警戒しつつも、一晩だけキャロルを泊めることに。納屋へ案内し、扉を開けると、キャロルにとって最も辛い記憶が蘇る。それは行方不明だった娘のソフィアが、ゾンビ化した姿で納屋から出てきた瞬間だ。
この場面が描かれたのは、「ウォーキング・デッド」シーズン2第7話『死の定義』。ソフィアが行方不明のまま見つからず、ダリル以外の仲間たちが希望を失っていたころ、ハーシェルの納屋から大量のゾンビが現れる。一行がそれぞれ1体ずつ迎え撃ち、一掃したかと思いきや、最後にゾンビと化したソフィアが登場。キャロルは泣きながらソフィアに近づこうとするが、ダリルに止められ崩れ落ちる。
今回のエピソードでは、新たにこの場面を「現在のキャロルが見つめる」という形で再現。暗い夜の「現在」と、明るい日中の「過去」が交互に入れ変わるなか、キャロルは納屋から出てくるソフィアを悲しげな表情で見つめている。ソフィアはよろめきながらキャロルに近づき、彼女の腕に触れる。オリジナルシーンにはない、現在のキャロルの幻影だ。
「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン シーズン2 -キャロルの書-」U-NEXTにて独占配信中 ©2024 Stalwart Productions LLC.
当時から長年の時を経たものの、マクブライドは「驚いたのは、あの時の感情がすぐに蘇ってきたことです」と米で語っている。「(設定が)夜の現在のシーンから、昼間の回想シーンへ移るのは少し混乱しました。それぞれの場面で感情を保ち続けるのは少し難しかったですが、あのシーンを演じるのは本当に楽しかったです」。
もっとも、最初に脚本を読んだ時は「驚いた」と語るマクブライド。「“本当にやるの?フラッシュバックを入れて、全て再現するの?”と思いました」。しかし本家から続投するグレッグ・ニコテロが監督を務め、納屋のセットを再現すると、「不思議な魔法のような感覚があった」という。
「グレッグやセットデザイナー、みんなが素晴らしい仕事によって再現してくれました。ソフィア役の少女も、(オリジナルで演じた)彼女にそっくりでしたね。何もかも同じように再現されていて、すべてがキャロルのために用意されたような感覚でした。」
また、再登場を果たしたのはソフィアのシーンだけではない。キャロルがアッシュの家で白いナニワイバラを発見すると、「ウォーキング・デッド」第4話『涙に咲く花』のワンシーンがフラッシュバックする。誰より懸命にソフィアを探していたダリルが、キャロルにナニワイバラを渡し、その花にまつわる逸話を語ってなぐさめるシーンだ。こうしてダリルとの友情の始まりを思い出したキャロルは、アッシュに大きな嘘をつき、飛行機でフランスへ飛ぶよう求める。
キャロルの原点を振り返る2つのシーンには、現在の彼女の状況とつながりがある。米のインタビューで、ニコテロは「ダリルがソフィアを探していたように、彼女もダリルを探している」と指摘し、 「そのことが、彼女が感じていた喪失感や、彼を見つけたいという切実な気持ちを再び表面化させたのかもしれない」と語っている。
ちなみにキャロルが見たソフィアの幻影は、第1話だけでなくシーズン全体に影響を与えるとのこと。一体どのような形で描かれるのか、今後の展開に注目だ。
「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン シーズン2 -キャロルの書-」はU-NEXTで独占配信中。
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