【藤枝・揚子江美術館】世界で唯一かも 中華が食べられる美術館! 独特な「白い担々麺」
静岡・藤枝市にある「揚子江美術館」。世界で唯一中華が食べられる美術館をコンセプトにしたユニークなスポット。芸術を楽しみながら本格中華。自慢のメニューは珍しいトッピングの担々麺です。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ美術と中華料理が融合した唯一無二の空間
藤枝バイパスの広幡ICから南へ。藤枝市仮宿にある「揚子江(ようすこう)美術館」。
ここは、世界で唯一中華が食べられる美術館というコンセプトで営業しています。
美術館で中華料理が食べられる⁉ 思わず聞き返したくなるようなユニークなお店です。
店内には、美術品が天井まで空間を余すことなく展示されていました。
先代から続く中華料理店を引き継いだ店主が、話題が尽きないお店にしたいと、さまざまな工夫を施しています。
店内の雰囲気からはほど遠いのですが中華料理店でもあるので、美術品を見ながら、さまざまな中華料理が味わえます。
「肉団子(1000円)」はおすすめメニューのひとつ。
お皿に肉団子がたっぷり、ボリュームある一品です。
ゴマをぜいたくに使った白いスープの担々麺
自慢のメニューは「担々麺(1000円)」。
白ゴマをたっぷり使ったスープには、自家製のラー油とタマネギ・ニラ・ワカメ・ピーナツなど珍しいトッピングがずらり。
どれも気になりますが、まずはこだわりのスープから味わってみてください。
白いスープ、どんな味なんでしょうか。
辛さももちろんありますが、まろやかでしっかりゴマが効いています。
揚子江美術館・内山真太郎 館長:
ゴマとピーナッツで作った芝麻醬(ツーマージャン)を使用しています。ゴマとピーナツをミキサーにかけてから熱した油をかけて作っています。ナッツのような香りがある白ゴマにこだわっています
具材を豊富に使った食べるスープ
一般的な担々麺とはまた違った味わいのスープは、特に店主ならぬ館長のこだわりが詰まっています。
揚子江美術館・内山真太郎 館長:
スープのベースは親鶏のガラから取っているので、だしが出やすいんです
担々麺というとゴマの風味が強くて他の風味が負けてしまうことがありますが、スープのおいしさをしっかり感じられ、ゴマに負けない奥深さがあります。
揚子江美術館・内山真太郎 館長:
このスープの中にいろいろな材料が入っています。乾燥小エビ、ザーサイのみじん切りなどを使用しています。全部食べ切って、スープまで飲み干すお客様が多いです
スープ自体も具だくさんなのがこの担々麺の特徴。飲むというよりも食べるスープという感覚です。
オリジナリティあふれる白い担々麺のスープ。
さらなるおいしさのポイントは、スープに入れる片栗粉です。
とろみがついて麺としっかり絡むようになり、このとろみが熱々の状態を長い時間キープしてくれます。
小麦の風味豊かな麺とザクザク食感のトッピング
スープだけでなく麺にもこだわりがありました。
焼津市の羽山商店から取り寄せている細ちぢれ麺は、小麦の風味が豊かです。
濃いめのスープの中でも、しっかりと麺の風味も感じられます。
さらに、上に乗ったトッピングも盛りだくさん。
揚子江美術館・内山真太郎 館長:
トッピングには生のタマネギ・ワカメ・生のニラが入っています。ピーナツはザクザクした食感が感じられると思います
特に目を引くのがピーナツです。独特のコクが出てザクザクした食感がアクセントになっています。
具だくさんでこだわりが詰まった、最後の一滴まで楽しめる他にはない味わいの担々麺です。
美術品を眺めながら味わう中華料理は、食事と文化を同時に楽しめる貴重な体験でした。
入館料は無料。提供に時間がかかるので余裕をもってお出かけください。
■店名 揚子江美術館
■住所 静岡県藤枝市仮宿1615-2-2
■営業時間 水・木 11:00~13:30
金~日 11:00~13:30 17:00~20:00
■定休 月・火
■問合せ なし
■駐車場 7台