「他人事じゃなく、自分の目で見て」原子力発電の“いま”を知るスポット「とまりん館」【しろまるドライブ寄り道No.9】
WEBマガジンSitakkeで連載中の、ちょっと“距離感”がおかしい道民、白丸あすかが描く漫画『しろまるほっかいドライブ~白丸さんは距離感がおかしい~』から、寄り道スポットをご紹介します。
今回のドライブでは、積丹エリアをぐるっと回る旅を紹介しましたが、その中で立ち寄った「北海道電力 原子力PRセンターとまりん館」をご紹介します。
寄り道スポットNo.9 岩内町「北海道電力 原子力PRセンターとまりん館」
Sitakke読者の皆さまこんにちは。
旅好き北海道民のしろまるです。
本コーナーは道内をドライブする連載企画『しろまるほっかいドライブ~白丸さんは距離感がおかしい~』の作中において登場したスポットを掘り下げて紹介する寄り道コーナーとなっております。ちょっとディープな北海道の世界へご案内!
険しい断崖が続く積丹の西岸をドライブしていたしろまるは、半島の付け根付近に位置する泊村までやってきました。 この村で、とある施設に寄り道をしていきます。
その施設とは……
北海道電力が運営する原子力PRセンター「とまりん館」です!
再稼働へ向けて準備中の泊原子力発電所の近くに建つとまりん館は 「来館者とのふれあいを通じて、原子力発電に親しみをもってもらう」ことを目的に1991年に開館した複合施設です。
エントランスから中に入ると4階まで吹き抜けの豪奢なアトリウムがあり、まず施設の規模に驚きます。広い館内には原子力、科学、地域などについての展示コーナーに加えて25mの温水プールまで完備。こんなに充実した内容なのに入館が無料だなんて……本当にいいんですか? 北海道電力さん!?
1階の奥に進むと、とまりん館のメインである原子力展示コーナーがあります。泊発電所の3号機を元にした実物大のモデルで原子力発電に対する理解を深めることができます。
吹き抜けの最上部(4階)は展望ラウンジになっています。
ここまでご紹介してきた各展示は予約不要で自由に見学をすることができ、これだけでも充分な見ごたえなのですが……とまりん館には、まだとっておきのプログラムがあります。
それが、
泊発電所の構内見学です!
こちらは見学日10日前までの事前予約が必要となりますが、普段は立ち入ることができない発電所の敷地内を特別に見学することができます。料金は一切かからず、所要時間は30分~1時間ほどとなります。
ただし、発電所内にスマートフォンを含めた撮影機材等の手荷物の持ち込みができないという点には注意しましょう。アトリウムの一角に100円返却式のロッカーがありますので出発前に荷物を預けられます。
※というわけで、ここから先は写真がありません
発電所の敷地内では「これでもか!」と幾重にも用意された安全対策や、再稼働を目指す関係者の方々の血の滲むような努力を垣間見ることができ、最初から最後まで感銘を受けっぱなしでした。北海道電力さんのHPでバーチャルの世界から発電所を見学することもできますが、やはり実際のスケール感と現場の声に生で触れると、感動がそのまま生きた知識になります。
今回は泊村にある北海道電力さんの施設、原子力PRセンター「とまりん館」をご紹介しました。無料で様々な体験と学習ができるだけでなく、実際の発電所まで見学できてしまうのは太っ腹すぎます!
本当にいいんですか? 北海道電力さん!? (2回目)
2011年に発生した東日本大震災の件も受け、世の中に原子力発電に対する後ろ向きな意見があるのは事実です。しかし、 泊原発が再稼働すれば北海道電力グループ内における非化石電源の割合を半分以上まで伸ばすことができる見通しのほか、高騰する電気代の値下げにも影響してくるという説明も受けました。
しろまるも読者の皆さまも、旅人である前に一人の北海道民、または原子力発電所が多数存在する日本の一国民です。他人事ではなく、まずは自分の目で原子力発電の最前線(いま)を見てから意見をもつことが大切だと思います。泊村を訪れる機会がありましたら、とまりん館、おすすめです!
今回のドライブルート
北海道電力 原子力PRセンターとまりん館
住所:北海道古宇郡泊村大字堀株村字古川45番地1
TEL:0135-75-3001
営業時間:
展示棟 午前9時~午後5時
プール棟 午前10時~午後5時
※発電所の構内見学は要予約
定休日:毎週月曜日・年末年始
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文・絵:白丸あすか
編集:Sitakke編集部YASU子
参考:https://www.hepco.co.jp/corporate/ir/ir_lib/pdf/hepco_group_report_2023.pdf
※掲載の内容は取材時(2025年8月24日)の情報に基づきます