直江津の海で小中学生のきょうだいと19歳男性溺れる 命に別条なし
上越海上保安署によると2024年8月4日午後4時頃、新潟県上越市のなおえつ海水浴場付近で遊泳していた長野市の男子中学生(13)と女子小学生(9)のきょうだいが高波にさらわれ沖に流された。助けに行った上越市の会社員男性(19)も合わせ一時3人が溺れたが、無事救助され命に別条はない。
発表などによると、きょうだいは両親と海水浴に訪れ、遊泳区域から外れた波打ち際で遊んでいたところ、突発的な高波にさらわれた。近くにいた男性が2人に気付き泳いで助けに向かったが、2人に抱きつかれる形となり溺れた。付近にいた人が午後4時8分、119番通報したが、その後きょうだいは父親に、男性は近くにいた水上オートバイにそれぞれ救助された。3人とも浮き輪やライフジャケットは身に着けていなかった。
《画像:事故発生現場付近の海岸(上越海上保安署提供)》
事故当時の気象状況は晴れ、北東の風約2m、北東の波1.5m、気温31度、海水温28度だった。
同署は突発的に波が高まることがあるとして、天候や海上模様に注意し、子供連れは子供から目を離さないよう注意を呼び掛けている。
【2024年8月5日追記】2024年8月5日、上越海上保安署が発生場所と通報者を訂正したため、記事を訂正しました。
事故現場付近