<今や性的ないじめ?>友達同士のカンチョーで親に連絡が。おふざけなのにおかしくない?という意見に
子ども同士のトラブルに親がどこまで関与すべきなのかは、線引きがとても難しいもの。ときには学校で起きた出来事について親に連絡がくることもありますよね。先日ママスタコミュニティには「おふざけでカンチョーしたくらいで、担任から電話」というタイトルでこんな投稿がありました。
『それくらいで連絡しなくていいよって思わない? プライベートゾーンとか神経質すぎない?』
どうやら投稿者さんのお子さんがお友達にカンチョーをしたことから、担任の先生から報告と注意の電話がかかってきたそうです。投稿者さんとしてはお友達と遊んでふざけながらやったことなのに、わざわざ親に電話をかけてくるなんておかしいと感じている様子。そこでママたちに意見を求めていました。
カンチョーくらいで親に連絡してくるのは学校もやりすぎでは?という意見
『2人の関係性とカンチョーの度合いによっては大人も関与する必要があるけど、何かと大げさにとらえて神経質に連絡する時代になったのはたしか』
『時代は変わっているんだよ』
相手のお尻の穴に指を突っ込もうとするカンチョー。ひと昔前であれば子ども同士の遊びや、いたずらという括りにされていたかもしれません。しかし今では学校で禁止しているところも珍しくなくなっているようです。投稿者さんのお子さんの学校が禁止しているかはさだかではありませんが、学校側で注意の対象となっているのではないでしょうか。親としてはモヤモヤすることもあるかもしれませんが、時代の流れや学校の規則だから仕方ないとするコメントがありました。
『先生も責任は負いたくないだろうしね。事が大きくなってからだと親がうるさいだろうし。とはいえ私も「転んで頭ぶつけたので様子見てください」の電話がたまにあるんだけど、子ども曰くほとんど打ち付けていないみたいで面倒。先生もたぶん大丈夫だと思っているだろうに、形式上連絡しているように感じて「ご苦労様です」となる』
『自分が先生の立場だったとして一度なら我慢する。何度もやってくるようなら連絡するけど』
学校ではなく、保護者に連絡をしなくてはいけない先生の立場に共感しているママもいました。先生が個人的に「これはダメだ!」と思って連絡したのではなく、学校側の規則に沿って注意した可能性もあります。カンチョーに限らず、子ども同士のケガやトラブルに少しでもつながりそうなものは、事が大きくなる前に先手を打って連絡してくることもあるでしょう。投稿者さんが担任の先生にイライラするのは筋違いでは? という見方もありました。
カンチョーで大ケガになってしまう可能性も
『カンチョーはスカートめくりと同様の性的ないじめであり、性犯罪では?』
『座ろうとしている子の椅子をおふざけで引いたら半身不随にさせちゃったなんて事案もあるし、「おふざけ」は言い訳にはならない。危険』
『したほうは指が骨折、されたほうは肛門や腸内にケガをするかも』
『親が「それくらい」と言っているのがもう……』
『高校のときにカンチョーしたら指を骨折した男子がいたな』
一方でカンチョーは大きなケガに繋がる恐れがあるとして、危険視する声も寄せられました。たとえばお尻の穴に想像していた以上に指が入ってしまった結果、肛門や内臓を傷つけてしまうかもしれません。また後ろからのカンチョーから逃げようと前を見ずに走ろうとして、頭や顔を何かにぶつけてしまう恐れもあります。もしも一生を左右するほどの大きな怪我になってしまったら、後悔してもしきれません。「おふざけ程度」と投稿者さんは思っているかもしれませんが、こうした危険性を考えると、もう少し深刻に受け止めるべきとの指摘がありました。またされたほうはもちろんのこと、したほうもケガをする可能性があります。指の骨を折ったことがある同級生男子の例を挙げている人もいました。
この機会に親子で「カンチョーはダメなこと」と話し合って
『カンチョーはいまだに、芸能人がテレビでやっていたりするから嫌だ』
『カンチョーはやった方もやられた方も大ケガする場合があるから、そんな事態になる前に責任もってやめさせるのは親の役目だよ 』
『肛門ってデリケートな部分だから、絶対やったらいけないと教育している。カンチョーも勿論、水や空気を当てるのもいけない。内臓破裂につながるし、絶対にダメなことだよ』
『年長のときに男子の間で流行っていて、うちの子も女子なのにやられてお風呂のときに股を痛がって。相手の子に怒りがわいた』
「実際にされたらその痛みや苦しみがわかるよ」という厳しい意見が多かった今回の投稿。「カンチョーくらいで」と投稿者さんが思ってしまうのは、一昔前の認識が残っていることに加えて、テレビ番組ではいまだに面白おかしく行われていることが背景にあるかもしれません。しかし「うちでも絶対にやってはダメと教えているよ」というママも多く、現代ではカンチョーは大ケガに繋がる可能性のある重大事案という認識が、学校側も保護者側も広まっているのではないでしょうか。
また娘さんがクラスの男子にカンチョーをされたことがあるママからは、「相手の子どもに怒りがわいた」というコメントも。お風呂の時間になってもお尻を痛がるという身体的な痛みはもちろんのこと、プライベートゾーンを他人から侵される屈辱や精神的なストレスは計り知れません。カンチョーという些細な出来事をOKとしてしまうと、「相手の体に乱暴してもいい」という意識が芽生えてしまう恐れもあり、さらにエスカレートしてしまう可能性もあるでしょう。「たかだかカンチョーくらいで」と思わず、自分の子どもを加害者にさせない意識を親が持つことはとても大事なことではないでしょうか。今回担任の先生から連絡がきたこの機会を逃さず、親子でしっかり話し合ってほしいですね。