ユニフォームのことりやが「くるみん」に認定 子育て支援で男女問わず育休等の取得率100%を達成
株式会社ことりやの梶原博志代表取締役会長(写真左)、新潟労働局の福岡洋志局長(写真右)
厚生労働省新潟労働局はこのほど、株式会社ことりや(新潟市中央区)を「くるみん認定企業」として認定した。6月9日には認定通知書交付式を開き、同局の福岡洋志局長がことりやの梶原博志代表取締役会長へ認定証を手渡した。
「くるみん認定」は、次世代育成支援対策推進法に基づいて策定した行動計画を実施し、計画目標を達成するなど一定の要件を満たす場合に、「子育てサポート企業」として厚生労働大臣が認定するもの。認定を受けた企業は、認定マークを商品や広告、求人広告などに付け、子育てサポート企業であることをPRできる。
認定通知書交付式の様子
ことりやはユニフォーム専門店として半世紀以上営業し、従業員38人のうち32人が女性。育児休業制度の拡充や、短時間勤務制度を「子どもが4歳」まで延長するなど、法を上回る制度を整備した。出産した女性従業員と、配偶者が出産した男性従業員の育児休業等取得率は、ともに100%となっている。同社の取り組みの詳細については、下記の新潟労働局のサイトを参照。
梶原会長は「自分が会社に入った頃は、結婚すると職場を辞める女性がほとんどだったが、時代が変わり、核家族化や経済的な理由から夫婦二人で子育てするのが当たり前となった」と捉え、改革を進めてきたと話す。
同社では、男性従業員の育児参加も年次有給休暇の取得促進で支援。出産への立ち合いや妻のケア、上の子の世話など、取得目的を明確にし、会社側から積極的に促している。過去5~6年で「子育てができる」という職場の雰囲気が浸透し、従業員同士が支え合うチームワークが生まれているという。
また、現在も女性の営業社員が育児休業を取得し、ほかの女性従業員のロールモデルとなっているという。
梶原会長は「一生勤めてもらえる会社にするのが夢」だと語り、今後の展望について「さらに上の認定である『プラチナくるみん』などの認定を目指して取り組んでいく」と意欲を示した。
【関連リンク】
新潟労働局 「くるみん認定企業「株式会社 ことりや」(新潟市)を認定!!」
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