米も、野菜も、店舗も“自家製”の農家カフェ【OTENTO】おかず品数たっぷりランチで大満足のカフェ富山市にオープン
2025年8月に富山市オープンした農家カフェ「OTENTO(おてんと)」。
空き家をセルフリノベーションしたおしゃれな店内で自家製のお米と野菜たっぷりのランチを楽しむことができます。
富山市中心部からのアクセスもよく、近くには大型のショッピングセンターもある便利な立地。お買い物帰りにデザートを食べつつゆっくりくつろぐのもよさそうですが、なんと夜にはカラオケ喫茶に変身するんだとか。
富山市婦中エリアの農家カフェ
「OTENTO」の場所は富山市の婦中エリア。県道・富山小杉線を呉羽山から富山市街地方面に向かっていくと左手側に見えてきます。
市内随一の大型ショッピングセンター「ファボーレ」からは車で10分ほど。店主の高松さんいわく、買い物の予定に合わせて訪れる人も多いんだとか。
空き家になっていた民家をリノベーションした店で、落ち着いた赤茶色の外壁が目印です。
「OTENTO」という名前は、太陽を指して使われる「お天道」から。
「私も子供がいますが、お母さんが笑顔だと子供たちも笑顔になる。お母さんって太陽みたいな存在ですよね。農家にとっても、太陽の恵みは欠かせないものだし。ほかにも、心が曇っているときも、このお店に来てパワーチャージしてモヤモヤを晴らしてもらえたら…そんな感じで、いろんな意味を込めました!」(高松さん)
2年かけてセルフリノベ おしゃれで落ち着く店内
1階はキッチンと夜カフェ用のカウンター席、2階がランチ・カフェのスペースとなっています。
全体的にモノトーン調のシックな雰囲気。窓枠のブルーがアクセントになった、おしゃれで落ち着く空間です。ふかふかのソファに座るといつまでもゆっくりくつろげそう。
店内は高松さんの夫がほぼ1人でセルフリノベーションして、2年がかりで完成させたんだそう!
ところどころに太陽をモチーフにした飾りがあったり、テーブルまで手作りだったりと、こだわりが細部まで詰まっています。
遅めのランチも歓迎! 自家製米と野菜のおひるごはん
ランチタイムの営業は月・水・木曜。14時や15時など、遅めの来店も大歓迎だとか。
人気の「OTENTOランチ」はごはんに味噌汁、主菜に小鉢が4つもセットになった品数の多さが魅力です。
主菜は週替わりで、この日はクリスピーチキンでした。ザクザクとした衣に、しっとり鶏肉がおいしくて食べごたえもあります。
野菜たっぷりがうれしい小鉢のおかず
野菜の多くも、高松さんの自宅で作られたもの。副菜は味や食感の違いを楽しみながら食べられます。
この日は切り干し大根とオクラの和えもの、かぼちゃサラダ、いんげんのゴマ和え、カブとベーコンの炒めもの。
一つひとつ丁寧に仕込んだ小鉢は体に沁みるようなやさしい味。単品で食べてもいいし、ごはんのお供にもなる絶妙なバランスです。
ふっくらごはんは おかわり無料!
ごはんは自家製のコシヒカリ。この時期はふっくらツヤツヤの新米が楽しめます。
この日はカブの葉を味噌で和えた富山の伝統料理「よごし」が添えられていました。
おかずと合わせるのはもちろん、ごはん単体でも甘みが感じられてとってもおいしい。
しかも、なんとおかわり無料なんです!!!
ごはんを頬張って、湯気がのぼるあったかい味噌汁を飲んで…この時期は特に冷えた体にじーんと沁みわたります。あ~、最高に幸せな瞬間です。
デザートセットも
ランチだけでもなかなかのボリュームでおなかいっぱいになりますが、デザートとドリンクのセットも人気なんだそう。
3種類の中から「フレンチトースト バニラアイス添え」を選んでみました。ふんわり軽いバゲットに卵液が染み込んだやさしい甘さ。重すぎず、食後にもあっさりと食べられました。
ランチメニューは「OTENTOランチ」のほか、丼ものがメインの「気まぐれセット」も。
もちろんカフェだけの利用もOKです。
「ゆっくりくつろいでもらいたくてソファも厳選したんですけど、皆さんファボーレにお買い物に行かれるみたいで、意外とササッと食べて足早に出て行かれるんです。もっとゆっくりおしゃべりを楽しんでいってほしいんですけど…(笑)」(高松さん)
週末には“夜喫茶”も営業
金曜と土曜の夜には夜喫茶としても営業しています。
カウンター越しに高松さんとおしゃべりしながら、手作りの料理やカラオケを楽しむにぎやかな雰囲気に。
ランチに、カフェに、夜喫茶…いろんなスタイルで楽しめる「OTENTO」で、パワーチャージしてみては。
【OTENTO】
住所 富山県富山市久郷5-1
営業時間 【昼】月・水・木曜 10:00~16:30(ランチメニューは10:30~)※月曜不定休あり
【夜】金・土曜 18:30~23:00