「交通障害・なだれに引き続き注意を」 北海道の天気予報/2025年2月21日更新
北海道のあす22日(土)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすからの札幌の3日間の天気
交通障害やなだれなどに引き続き注意
今週は毎日のように札幌周辺で雪が降っています。北風の吹く日が続いていて、日本海の雪雲が道央や道南に流れ込んでいます。左は17日(月)の積雪、右側はきょう21日(金)午後4時の積雪です。
札幌は56センチから81センチ。札幌や小樽、今金町も20~30センチ増えていて、小金湯では50センチくらい増えました。今週は各地でこの冬一番の積雪となりました。
今後はどうなる?
あす22日(土)にかけて北風が続き、同じような場所で雪が降ります。あす午後6時までの24時間予想降雪量を見ると、赤や紫、札幌周辺や後志、留萌地方でさらに30センチ前後の雪が降るでしょう。札幌市内でも手稲区や西区で30センチ近い雪、今金町でも10センチ前後降りそうです。交通障害やなだれなどに引き続き注意して下さい。
2月22日の北海道の天気と気温
では、あす22日の天気と気温です。
広く雲に覆われ、日本海側を中心に雪が降るでしょう。道東は晴れる見込みです。気温は今日と同じくらいでこの時期らしい寒さが続きます。
あすの時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌や小樽は雪が強まるでしょう。倶知安や江差も雪が降りやすく、函館や室蘭は昼頃に弱い雪が降りますが、浦河は晴れる見込みです。
道北・空知です。
羽幌や留萌など海岸部は雪が降りやすく、吹雪にも注意して下さい。旭川や岩見沢は天気の大きな崩れはないですが、寒さが厳しいでしょう。
道東・オホーツク海側です。
道東では冬晴れが続きます。オホーツク海側は海岸部で雪がちらつく程度でしょう。風は弱く、流氷観光にも良さそうです。
2月22日からの北海道の週間天気予報
では、週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
日曜は旭川でも雪が降りますが、降り方は弱いでしょう。月曜と火曜は広く晴れて、火曜日の最高気温は札幌で7度など各地でプラスです。落雪に注意して下さい。
つづいて、太平洋側です。
3連休は割合穏やかで、ウィンタースポーツなどお出かけにも良さそうです。連休中、朝晩の冷え込みが強いですが、連休が明けると寒さが緩むでしょう。
札幌の3日間の天気
では、3日間の札幌です! 土日月の天気をもんすけでお伝えします!
あすは雪ですが、日曜はそり遊びをしていて、月曜は晴れそうです。
日曜の朝にかけて雪かきが必要ですが、その後は穏やかです。ただ、月曜は3度まで気温が上がり、落雪や泥はねに注意が必要です。また、雪焼け対策も忘れないで下さい。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※21日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部ナベ子