不妊治療で痛い思いをしたので、陣痛が怖すぎて無痛分娩を選択【たまひよ 出産体験談】
こんにちは。たまひよONLINE編集部です。
たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」のルームに寄せられたみんなの「出産レポート」から、チェルさんの出産体験談をお届けします。
2/23予定日→2/20計画無痛分娩
レポートです。長いですが良ければ。
2/19午後
入院。17時頃内診。これが噂の内診グリグリ!?採卵より痛かった。
子宮口1cmでバルーン挿入。NST装着するも張り無し。
お子は元気にぐにょぐにょしてる。
18時夕食
食後から生理痛の酷い時みたいな痛みが続く。これが前駆陣痛?
ナースコール押して良いのか悩みながらも、我慢できなくはないので放置。
19時半
シャワー浴びてたら鮮血の出血
20時
トイレに行ったらバルーンが抜けてきてる気がする。
ナースステーションに声掛けて、看護師さん?助産師さん?の診察。
「バルーンは抜けてない問題無い。抜けちゃう時はポトって落ちる。腹痛は10分置きとかじゃなければ前駆陣痛。バルーン抜けたり、陣痛が10分間隔で規則的になったら、呼んでください」と言われる。
その後は何もなく寝る。
(緊張と他の赤ちゃんの泣き声とでほぼ眠れず)
2/20
分娩当日
4時
助産師さんに優しく起こされる。
5時
歯磨き、着替え、トイレ済ませて分娩待機室へ。携帯使用不可、時計無しでここから時間不明。
腕にぶっとい点滴の針刺される。これが人生初の点滴、地味に痛い。
陣痛促進剤?開始。軽い生理痛程度の痛みがあるも全然余裕。寝てて大丈夫ですよと言われたので、普通に寝る。
8時
麻酔の先生来訪。「痛くなったら麻酔入れるので、無理せず言ってください」と言われたけど、「まだまだ全然余裕なので大丈夫」と伝える。
内診。子宮口3cmバルーン抜ける。「破水させますね」と言われ、パチンって感覚と共にビシャッと水が溢れた感触。
思わず「うわぁ!?」って言ってしまった。破水後に急に腹痛強くなる。まだ我慢できなくはないけど、酷い生理痛ぐらい「イテテ…」て呟いたら助産師さんが「大丈夫ですか?」って飛んできてくれて、麻酔入れるか聞かれる。我慢できなくはないレベルだけど、入れた方が良いのか逆に聞く。
麻酔入れ始めて効くまでに5分程度かかること、麻酔入れる時に、痛みで悶えてると入れるのに時間がかかってしまうことを説明される。
「じゃぁ今のうちに麻酔入れてください」とお願い。
麻酔の先生すぐに登場。針刺したりの多少の痛みは覚悟してたものの、特に何も痛くもなく、麻酔入れる瞬間だけ背筋にヒヤッとした感触。
少しするとさっきまでの腹痛が嘘みたいに無くなる。麻酔すごい。寝てて良いと言われたので再び寝る。
数時間置きに内診。グリグリされてる気がするけど何にも痛くない。子宮口順調に開いてるそう。「今日の夕方には産めるでしょう」と言われ安心。
麻酔の先生も数時間置きに効きを確認に来てくれる。キンキンに冷えた薬瓶みたいのを当てられて冷たいか聞かれる。下腹部から太腿にかけてだけ全く感じない。麻酔ってすごい。
トイレに行けないので、2時間置きに導尿。そういえば浣腸されなかったけど大丈夫なのか不安に。
まったく痛くなくて快適なので寝て過ごす。
しばらくすると頭が痛くなる。麻酔の副作用だそうで熱も38度超える。アイスノン頭にもらってまた寝る。
子宮口8cmから進まなくなる。
内診3回くらい8cmのままで微弱陣痛と言われる。
「あまり足したくないけど、促進剤足しましょう」と言われ、「え??」となるも促進剤追加。
夕方には産めると言われてたはずが、助産師さん夜勤組に交代の時間。
「今日中に生まれると思いますので頑張ってください!」と励まされる、
その後何度めかの内診で、いきみの練習してみましょう!と言われ、教えられるままいきむ。痛くないけどお腹の張りはちゃんと分かる。お子はずっとぐにょぐにょ動いてる。「いきみ方上手い」と褒められる。
陣痛時は子宮口全開ってことで、分娩室へ移動。
「あと1、2時間で産まれますからね!」と励まされる。熱と頭痛でけっこう意識朦朧。おなかの張りに合わせていきむ。
医師2人、助産師さん2人、麻酔科医1人の5人体制。医師ひとりにおなかを押され、麻酔の先生に背中を押さえられ、助産師さんに腕をさすられ、出産てこんなに高待遇なの?とどこか冷静に思う。
「赤ちゃん大きいので、たぶん裂けちゃうので会陰切りますね」の声に、「どうぞ!」と答える。パチンって音がしたが感触は特に無い。赤ちゃん大きいのか……計画分娩なのに……。
その後何度めかのいきみで、「次で出なければ吸引かな…」の医師の声。吸引は嫌だ、の気持ちで最大限いきむ。
幸い頭が出たらしく、「今の半分の力でもう1回!」と言われいきむ。それを3回繰り返す。あれ?深呼吸のターンは????酸欠でさらに意識朦朧。
「はい!こっち見てて!!」の声に股を見る。産道をボコボコ蹴りながらお子が出てく感覚。ドゥルンって感触とともにお子誕生。自分の第一声は「うわぁ」だった。助産師さんが「とっても大きい元気な男の子ですよ」と言いながらいろいろ処置。
カンガルーケアさせてもらって感想は暖かい、幸せ。「よく来たね」、と思わず声をかける。
20時35分
3676g、51.5cmのビッグベビー誕生。胎盤も900g超(平均は500g程度だそう)。分娩時間は10時間10分。
「時間かかってすみません」と謝ると、「初産の無痛分娩で当日中に産まれただけでも良し、吸引せず産まれてなお良し」と褒められる。
不妊治療で採卵等の痛い思いをしたので、もう痛い思いしたくないのと、陣痛が怖すぎて無痛分娩を選択。
発熱等の副作用あるものの、出産まで寝て体力温存できたこと、痛みが無いのでお子が出てくる感触がしっかり分かったこと、無痛分娩にして正解だったと思う。
翌日の内診で、痛みに泣き叫ぶことになるのはまた別の話。
ただ、出産の痛みに耐えた後にあの痛みを味わったら、二度と出産するものかと思っただろうな。
以上、長くなりましたが、誰かの参考になればと思います。
いかがでしたか? たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」では、もっとたくさんの「出産レポート」を読むことができます!
●この記事は個人の体験記です。
●記事の内容は2024年3月の情報で、現在と異なる場合があります。