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パリ五輪陸上女子1万m代表に妙高市出身の小海遥選手が内定

上越タウンジャーナル

日本陸上競技連盟は2024年7月4日、パリ五輪の代表内定選手を発表し、女子1万mに新潟県妙高市出身の小海遥選手(21、第一生命グループ)が選出された。小海選手の五輪代表入りは初めて。

《画像:小海遥選手(第一生命グループ提供)》

小海選手は市立新井中央小、同新井中出身。仙台育英高卒業後に第一生命グループに入社し、1万mでは昨年7月のアジア陸上競技選手権で優勝、12月の日本選手権ではパリ五輪の参加標準記録にあと17秒まで迫る30分57秒67の自己ベストを記録し、今年5月の日本選手権では2位に入っている。出場資格に関わるワールドランキングで出場枠の27位以内に入り、パリへの切符をつかんだ。

小海選手はチームを通して「うれしい気持ちと感謝の気持ちでいっぱい。レースに向けてトレーニングを行い、元気にスタートラインに立ちたい。ご声援のほどよろしくお願いいたします」とコメントを発表した。

妙高市から夏季五輪の代表入りは初の快挙で、地元からは喜びの声が上がった。妙高市の城戸陽二市長は「小海選手本人の努力の積み重ねが花開いた。パリではたくさんの思いと日の丸を胸に、小海選手らしい激走と世界のスポーツの祭典を存分に楽しんでほしい」とコメントした。

いずれも新井中時代の陸上部顧問で、現上越市立直江津中教頭の矢坂哲さん(55)は「日の丸を背負ってオリンピックに出場するだけで感無量。一流選手に臆することなくレースを引っ張ってほしい」と語り、同三和中教諭の北川智也さん(39)は「非常にうれしい。楽しんで自分のレースができれば結果はついてくる」とエールを送った。

《画像:妙高市役所では職員が横断幕やクラッカーで代表入りを祝った》

妙高市は日本時間で8月10日、小海選手が出場する女子1万mのパブリックビューイングを市役所で予定している。

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