町田市 給食センター整備進む カフェなど併設は4月にオープン
町田市が今年度中の中学校全員給食を目指し、整備を進めている。先日は市内2カ所目となる中学校給食センター「町田忠生小山エリア中学校給食センター」が運用を開始。1日最大4千食を供給することができる市内最大規模の拠点となり、対象エリアの8校に温かい食缶方式の学校給食を提供する。
この給食センターは市民が自由に利用できる交流スペースを併設し、給食メニュー(平日30食限定)や軽食・スイーツなどを提供するカフェも。乳幼児と保護者が遊べる屋内のプレイルーム、キッチン付きの多目的室なども設けられ、地域の交流場としての活用も見込まれている。
調理業務と施設運営を担うのは、民間事業者のシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社。徹底した衛生管理のもと、旬の食材や地場野菜を取り入れた給食を提供。調理担当責任者の新井友亨さんは「安心安全な給食を届けられるよう、野菜に虫・泥・傷みがないか1つ1つ確認し、愛情をこめて作っています。子どもたちから『おいしい』という声も届いておりうれしい」と微笑む。
一般利用ができる市民交流スペースにはすでに多くの地域住民が訪れている。給食メニューは連日予約で埋まっているといい、「ありがたいことにすでにリピーターも多い。給食に対して懐かしさを感じる方や、昔のものとの違いに驚く声も多くいただいています」と市民交流スペース責任者の知野見崇さんは話す。
土日祝日限定で提供するカフェメニューに関しては、町田の地域性を意識しながら知野見さんが「おいしい」と感じた食材を取り入れており、「ぜひ多くの人に足を運んでもらい食べていただければ。地域の方の声を拾い上げつつ、食育やつながりの場として施設を発展させていきたいと考えています」と話している。
子育てサイトで
カフェで提供する学校給食メニューは、町田市子育てサイト内「中学校給食の献立紹介」で随時掲載。給食予約は町田忠生小山エリア中学校給食センター公式WEBサイトまたはカフェ「loopNanakuniyama」公式インスタグラムから。