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DOBERMAN INFINITY・KAZUKI「メンバーは“諦めない”を体現している」ソロ活動にも活きる先輩の姿勢

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DOBERMAN INFINITY・KAZUKI「メンバーは“諦めない”を体現している」ソロ活動にも活きる先輩の姿勢【求人ボックスジャーナル】はたらき方やキャリアを考える機会を創出するメディア

お笑い芸人、アーティスト、俳優など、話題のタレントに「仕事遍歴」を聞くインタビュー連載「求人ボックスpresents Echoes of Career~人気者の仕事遍歴~」。

当時なぜその仕事を選び、それがその後の活躍にどうつながっているのか?をテーマに、現在の職業に至るまでの経歴を聞きながら、そこで得たこと、逆境の乗り越え方を紐解きます。

今回はDOBERMAN INFINITYのKAZUKI/林 和希さんが登場。グループのメインボーカルとして活動しながら、昨年、初のソロアルバムをリリース。グループ活動と並行しながらソロ活動も本格化させたKAZUKIさんに、それぞれの活動との向き合い方や仕事で大切にしているモットーを伺いました。
「QJWeb」で掲載中の前編はこちら 。

グループのボーカルとしての意識

──2014年にDOBERMAN INFINITYのボーカルとしてアーティストデビューしてから、今年で10年が経ちます。初めは慣れない環境での不安やプレッシャーがあったそうですが、いつごろから気持ちに変化が表れたと思いますか?

ボーカルという立場上、メンバーについていくだけじゃダメだっていう焦りは、加入した当初からすごくあったんですけど。芸能界のルールをある程度理解して、まわりを見る余裕ができたころから、徐々にマインドが変わっていきましたね。明確な節目を挙げるとしたら、2016年にアルバム『TERMINAL』を出したころかな。そのアルバムに、自分で作詞作曲した「Sorry」というソロ曲を収録したんですよ。DOBERMAN INFINITYに入って初めて。

──2015年にリリースしたアルバム『THE LINE』にも、「LOVE U DOWN」というソロ曲が収録されていますが、それはSHOKICHIさんからの提供曲でしたもんね。

はい。自作した曲を直接ライブで披露したのは、『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2017 “TERMINAL”』が初でした。それくらいから“DOBERMAN INFINITYのただのボーカル”ではなく、「ひとりのアーティストとしてグループを背負っていくんだ」っていう気持ちが強くなって。メンバー会議で積極的に意見を出したり、曲作りに力を入れるようになりました。

──ラップとの掛け合いで魅せるアップチューンが持ち味のDOBERMAN INFINITYに対して、「Sorry」を始めとするKAZUKIさんのソロ曲はバラードの印象が強いですが、デビュー当時、グループで求められるボーカルと自分が理想とするボーカルスタイルの差に悩むことはありましたか?

ありましたね。もちろん、DOBERMAN INFINITYの音楽性に不満を感じたことはないんですけど、当時はEDMがヒットする傾向にあったので、僕らもそういう楽曲をたくさん打ち出してきたんです。そうすると、自分が得意とするR&Bの歌い方が曲調にフィットしないことがけっこうあって。そこに難しさを感じながら、ありのままの自分で歌うことよりも、DOBERMAN INFINITYのボーカルとして最善を尽くしてきました。

──その感覚は今も同じ?

5人で作り上げた音楽を邪魔しないように、という気持ちは変わらないですね。ただ、ソロ曲は僕自身のことを知ってもらう機会なので、アルバムの一部とはいえ、自分のルーツを全面に出した楽曲を届けることに意味があると思っています。

メンバーから学んだ“諦めない”姿勢

──これまでアーティストとして仕事をしてきたなかで、ご自分の仕事の向き合い方に大きな影響を与えた存在を挙げるとしたら、どういった方でしょうか。

やっぱりメンバーかな。僕はもともとDOBERMAN INCというグループで活動していた先輩に声をかけてもらってデビューしたので、メンバーの背中を見て学んだことがたくさんあったんです。本当に何もわからない状態でデビューしたので、もし始めからソロだったり、同い年くらいのメンバーと組んでたら、どうなってたことやら……って思うし(笑)。僕よりも10歳以上年上でキャリアの長い人たちが、全力で突っ込んでいく姿勢を間近で見てきて、「この人達、ハンパねぇな!」って思ったことが何回もあるので、そういう攻めの姿勢は自分の中にも息づいているなって思います。

──2023年からはグループ活動と並行して、本名の“林 和希”名義でのソロ活動も始動しましたが、ソロとして活動しているときにメンバーの存在を感じる瞬間はありますか?

メンバーのことはリスペクトしていますし、ひとりで活動しているときも、みんなから学んだことに助けられる場面が多々あります。ウチのメンバーって、何事も諦めないんですよね。言葉にするんじゃなくて、“諦めない”を体現してるんです。その姿を見ていると、きっと、僕も知らないような苦労や壁をたくさん乗り越えてきたんだろうなって思うから。慣れないソロ活動で不安を感じることもありますけど、自分も諦めずにがんばりたいなと思っています。

──先輩から学んだことを素直に受け入れて、ストレートに尊敬の念を伝える。KAZUKIさんが年上の人にかわいがられる理由って、こういうところなのかも。

そう思ってもらえていたらうれしいですね(笑)。

──逆に、同い年くらいのアーティストと接する機会ってあるんですか? ライバル的存在の人とか。

LDHのイベントライブなどでは年下のアーティストと接することもあるんですけど、同い年はないですね。なぜなら、同い年がいないから。

──こんなに大所帯の事務所なのに?

ちょっと上とか、ちょっと下はいるけど、今年33歳になる世代は自分ひとりで、事務所内に友達がいないんです(笑)。かといって、歳の近いアーティストや先輩に対して、ライバル意識を持つこともないですね。みんなそれぞれ、自分とは違う方向性の音楽をやってると思っているので。先輩シンガーのいいところを吸収しつつも、まわりのことは気にせず、自分の道を突き詰めています。

目標は音楽を楽しむこと

──仕事をする上で大切にしていることや、モットーも教えてください。

最近は「楽しむこと」を大事にしているというか、「楽しむこと」を目標にしてますね。

──「楽しむこと」が目標……?

基本的にめちゃくちゃ神経質で。これまでは細かいことを気にして、常にいろんなことを考えながらやってきた10年だったんですよ。今年開催した初のソロツアー(『林 和希 LIVE TOUR 2024 “I”』)も、直前まで不安で仕方がなかったんです。前日も誰ともしゃべりたくないから、ホテルにひとりでこもってて。

──ピリピリしてたんですね。

でも、そのとき思ったんですよね。今不安になって散々考え込んでライブに臨んだところで、今リラックスしてライブに臨んだ場合とどう違うの?どれだけプラスになるの?って。

──直前に悩んだところで、できることは限られるでしょうね。

そうなんです。ライブ直前でネガティブになって、ものすごく考え込んだ結果、100倍いいライブができるんだったら、そうしたほうがいいと思うけど、大して変わらないんだったら、自分が音楽を楽しんでいる姿を見てもらったほうがいいなって。それに自分のマインド的にも、楽しんでステージに臨んだほうがいいパフォーマンスができる気がしたので、最近はできるだけ考えすぎないように、音楽を楽しむようにしています。

──リラックスするために、やっていることはありますか?

自分にとっては、リラックスすることが一番難しいんですけど、ツアー中はできるだけ海が見えるホテルを取ったりしましたね。あと、GWは大好きな沖縄に行ってきました。

──ああ、それでまたコンガリ焼けてきたんですね。

海が大好きなので、砂浜に座って、海で遊んでいる人達を眺めていたら焼けちゃって。今、皮がめくれまくってヤバいです(笑)。

──デジタルデトックスできた休日だったようで。

はい、と言いつつ、次の楽曲制作に向けてのインプット旅行だったので、結局、沖縄でもデジタルを触ってたんですけど(笑)。いい刺激をもらってきたので、これを楽曲に落とし込んでいけたらと思っています。

──リラックスしに行ったはずが、しっかりといい刺激をもらってくるあたり、やっぱりストイックですよね。

放っておくと、どこまでもストイックに突き進んでいっちゃうタイプなんですよ。ひとりでゾーンに入っちゃう。それによって生まれたリリックもあるから、ストイックなのが完全にダメだとも思わないですけどね。でも、突き詰めるとしんどくなってくるし、しんどいが続くと音楽自体が楽しくなくなってきちゃうので。今は少し向きを変えて、意識的にリラックスするようにしてます。

──6月26日にはDOBERMAN INFINITYとして10周年を記念したシングル『1stSONG』もリリースされますが、新たな気持ちで11年目に突入できそうですね。

そうですね。同じ顔ぶれで10年間活動するというのは簡単なことではないし、自分たちでもすごいことだと思うんですけど、その一方でコロナ禍という未曽有の事態も経験して、デビュー当時に思い描いていた未来とは違う今があると思うんです。だからこそ、一度5人でアリーナのステージに立ったことを踏まえて、「まだ俺らは諦めてないぞ」という決意を届けたいですし。10周年で深まった絆を込めたシングルとともに、また大きな一歩を踏み出していけたらと思っています。

プロフィール

KAZUKI

1991年6月13日生まれ、岐阜県出身。DOBERMAN INFINITYのボーカルとして活動しながら、林 和希(はやし・かずき)として、ソロでも活動している。

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