小机小 「レモン給食」実施 広島の校長招き交流も
横浜市立小机小学校(遠藤淳子校長)で2月27日、レモンを使用した給食が提供された。横浜市内の給食にレモンが使用されることは初めてだという。
同校3年生は今年度からレモンの木を育てており、栄養素など、レモンに関する学習を展開している。授業の一環として、日本一のレモン生産量を誇る地域に所在する広島県尾道市立瀬戸田小学校とオンライン交流も行ってきた。2組では瀬戸田小の給食を参考に、レモンソースがかかった唐揚げを考案。国産品の使用と予算(全校で30個まで)、要加熱などの制限がある中で、どんな料理なら実現できるかを考えた。また、「レモン給食」当日には瀬戸田小の山崎千佐校長らが来校し、児童と喫食した。
児童らは、「酸っぱくて美味しい」「レモンがもっと好きになった。家でも食べたいし、また給食に出てほしい」と満面の笑みを浮かべた。
山崎校長は「こんなにレモンに興味を持って調べる姿に驚きと嬉しさを感じる。レモンがあることが当たり前になっているため、改めて地元を見つめ直すきっかけになった」、遠藤校長は「子どもたちの思いや力で実現できた。人とのつながりで、次々と、夢や希望が広がる」と口にした。