超豪華キャストが演じる、主人公・秋、諒、優太と“ふれる”を取り巻くキャラクターたち『ふれる。』場面写真
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(11、13)、『心が叫びたがってるんだ。』(15)、『空の青さを知る人よ』(19)、“心揺さぶる”青春三部作を手がけた、監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀の3人が贈る、オリジナル長編アニメーション最新作『ふれる。』が、10月4日(金)より公開される。このたび、主人公・秋、諒、優太を取り巻く4人のキャラクターたちの姿が確認できる、新場面写真が解禁となった。
不思議な生き物「ふれる」と暮らす青年三人の物語
同じ島で育った幼馴染、秋と諒と優太。東京・高田馬場で共同生活を始めた三人は20歳になった現在でも親友同士。それは島から連れてきた不思議な生き物「ふれる」が持つテレパシーにも似た力で趣味も性格も違う彼らを結び付けていたからだ。お互いの身体に触れ合えば心の声が聴こえてくる—それは誰にも知られていない三人だけの秘密。しかし、ある事件がきっかけとなり、「ふれる」に隠されたもう一つの力が徐々に明らかになるにつれ、三人の友情は大きく揺れ動いていく——。
監督を務めるのは、『ハチミツとクローバーⅡ』(06)で監督デビューを果たし、『とある科学の超電磁砲』(09)、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(15)などを手掛けた長井龍雪。脚本には、『さよならの朝に約束の花をかざろう』(18)、昨年は『アリスとテレスのまぼろし工場』(23)で脚本・監督も務める岡田麿里。キャラクターデザインを務めるのは田中将賀。『すずめの戸締まり』(22)のキャラクターデザインや、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(21)の作画監督といったメガヒット作品を手掛けた。
キャストには、物語の主人公、言葉でのコミュニケーションが苦手な少年・小野田秋役に永瀬廉。King & Princeのメンバーとして活動する一方、実写映画初主演作となった『うちの執事が言うことには』(19)をはじめ、ドラマ『東京タワー』(24)など数々の映画・ドラマで活躍。『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』(23)では声優初挑戦ながらも好評を博した。秋が不思議な力を持つ生き物「ふれる」と出会うことで、心がつながった幼なじみ・祖父江諒役には坂東龍汰。主演映画『若武者』(24)が公開中の他、ドラマ、舞台と活躍の場を広げ、2025年正月公開予定の映画『君の忘れ方』にも主演が決定している。
同じく幼馴染の井ノ原優太役を前田拳太郎。元々アニメーションが大好きだという前田は、ドラマ『仮面ライダーリバイス』(21)シリーズにて主演を務め、『劇場版 美しい彼〜eternal〜』(23)のほか、様々な映像作品に出演中。オーディションで選ばれた全員が、アニメーション映画初主演となり、人気と実力、そして勢いを兼ね備えた豪華俳優陣の共演が実現。そのほか、鴨沢樹里役に白石晴香、浅川奈南役を石見舞菜香、脇田役を皆川猿時、島田公平役に津田健次郎と、声優や俳優として今大活躍のキャストたちが脇を固める。
さらに、主題歌を担当するのは、今年デビュー5周年を迎えるYOASOBI。本作のために書き下ろした、自身初のアニメーション映画タイアップ楽曲『モノトーン』が、「ふれる」の力で互いの心の声が聴こえる青年三人の友情と痛みを優しく包み込む―。
超豪華キャストが演じる、主人公3人を取り巻くキャラクターたち
新たに公開された場面写真は、白石晴香、石見舞菜香、皆川猿時、津田健次郎ら、実力派キャストが演じる鴨沢樹里、浅川奈南、脇田、島田公平といった4人のキャラクターの個性や、主人公3人との関係性が見えてくるシーンの数々。
鴨沢樹里は、主人公3人と同い年の20歳。芯の強い姉御肌で奈南のボディーガード的な存在ではっきり物事を言うタイプ。声を担当するのは、『コクリコ坂から』(11)で声優デビューし、「ゴールデンカムイ」シリーズなど人気作品へ多数出演する白石晴香。本作について、「『ふれる。』は、不思議な生き物の力によって“決して当たり前ではない大切なものに気づくことが出来る”そんな作品です。見ると家族や友人に会いたくなると思うので、是非!大切な人を誘って劇場でご覧ください!」とコメントを寄せた。
浅川奈南は、鴨沢樹里と同じく、20歳で元服飾専門学生。誰にでも優しく、八方美人な一面も。樹里とともに秋達と出逢い、交流を深めていく。奈南の声を演じるのは、現在放送中の【推しの子】、『魔王軍最強の魔術師は人間だった』など数々のヒット作に出演している石見舞菜香。『あの花』本間芽衣子役の演技に心を打たれ、声優になったことで知られている石見は、『あの花』クリエイター陣の作品に出演することが大きな夢の1つだったそう。本作について、「便利なツールが増え、どんどん目と目を合わせて気持ちを伝える機会が少なくなっている今だからこそ、多くの方にふれていただきたい作品です。不思議な生き物、「ふれる」もとっても可愛いので、『ふれる。』公開の日を、一緒に楽しみに待ってくださると嬉しいです」と語った。
脇田は、秋、諒、優太の学童時代の恩師で、おおらかで人当たりが良く、お酒が好き。そんな脇田を演じるのは、連続テレビ小説『あまちゃん』(13)、永瀬廉、坂東龍汰と共演している『弱虫ペダル』(20)など、あらゆる個性的な役を演じこなす一方で、ナレーションやアニメ声優にも定評のある皆川猿時。本作で劇場アニメーション声優デビューを果たしたそうで、「53歳にして、劇場アニメーション声優初挑戦!ということで、非っ常に興奮しました。いやー、いつも以上にデッカい声が出ちゃってたと思います」と語り、声の収録後は「“はやく映画館で『ふれる。』観たいんですけどー!!!”と、さらにマシマシで興奮しております(笑)幸せだなぁ」と公開を楽しみにしている様子を見せている。
島田公平は、服飾専門学校の先生で、優太のクラスの副担任で、ある事をきっかけに優太を気にかけるようになる。声を担当するのは、「呪術廻戦」シリーズ、実写映画では『映画 マイホームヒーロー』(24)など、話題作の声優・俳優を務めながら、ナレーターや舞台、朗読劇、映像監督や作品プロデュースなど、幅広く活動している津田健次郎。本作について、「アニメと実写の狭間にリアリティを置いた感覚、しかしやはりアニメーションでしか出来ない事をやっている、その面白さ。演じさせて頂く人間もエッジが効いていて興味深かったです。現代的、でも普遍的なこの映画、楽しんで頂けますと幸いです」と演じたからこそ感じ取れた、本作の期待ポイントをコメントした。
人気と実力、そして勢いを兼ね備えた豪華キャスト陣が演じる4キャラクターは、秋、諒、優太の友情に深く関わっていくことになる。場面写真の中には、秋らが共同生活する高田馬場の家を訪れている樹里と奈南の様子も伺えるが、なぜこの5人は行動を共にすることになったのか…?同い年男女5人の展開はもちろん、3人を幼い頃から知る脇田、そして島田がどのような関わりを持っていくのか要注目だ。
映画『ふれる。』は10月4日(金)より全国ロードショー