<静岡県高校サッカー>準決勝・浜松開誠館vs藤枝明誠の試合後コメント「内容よくなかった」「前半がすべて」
第103回全国高校サッカー選手権静岡県大会の準決勝「浜松開誠館ー藤枝明誠」が11月9日、エコパスタジアムで行われ、浜松開誠館が2−1で競り勝ち、2年ぶりの決勝進出を決めました。試合後、両チームの監督や選手に話を聞きました。
>>浜松開誠館が2−1で藤枝明誠を下して決勝へ
浜松開誠館 青嶋文明監督
「選手たちは勝ち切ることに気が進んでしまった。もう少し良さを出せるはずで、内容は評価できないかなと思う。もう少し人とボールを動かしたかった。立ち上がりの得点で、受けに回る展開になり、逆に選手が浮足立ったような感じがした。
奪ったボールをきちっと攻撃に繋げられるかがポイントだと思っていた。普段だったら、もう少し流れるように相手コートに入っていけるが、回数が思ったよりも少なかった。エコパスタジアムはこちらの指示が通らないので、交代を使って戦術的な指示をした。
試合が拮抗するのは分かっていたので、セットプレーの準備はしていた。試合に出てない選手たちが頑張ってくれていて、パターンはたくさん持っている。
主役は生徒たち。自分の理想よりも、彼らの目標を達成することに終始しなければいけないので、そこは意識した。次が一番難しい試合になると思う。切り替えてしっかり準備して、何とか勝負になるようにしたい」
浜松開誠館 1得点1アシストのMF服部洸太郎(2年)
「公式戦でのゴールは初めてだったので、うれしい。ただ、今日はゴールに関わるという点はよかったけれど、それ以外でボールに関わる回数はいつもよりも少なかったので、決勝ではもっとボールに関わりたい。
奪った後、相手に触られることが多くて、特に後半は守備の時間が多かった。もう少し自分が落ち着いて相手をいなすことができれば、マイボールの時間が増えたかなと思う。決勝は得点して、来年につなげられる試合がしたい」
浜松開誠館 2点目を決めたMF森下太陽(3年)
「セットプレーからのゴールは?本当は最初のシュートで決めたかったけれど、うまく当たらなかった。服部がうまく拾ってパスをくれたので、テンポよくシュートを打てた。3戦連発?あまり意識していなかったけれど、取れてよかった」
藤枝明誠 松本安司監督
「前半がすべてだった。前半は後ろでボールを旋回させているだけになってしまい、前に行けなかった。ゴールを目指していなかった。前半が悪すぎたし、後半のリスタートの1失点も余分だった。
後半のように自分たちのサッカーをやれればよかったが、ハーフタイムに言われるまで、それができなかったというのは、まだまだサッカーの修行が足りないということ。
準々決勝の再試合の疲労は?言い訳にはしたくない。ただ、できる限りいい状態で今日を迎えられるようにしたのだが…。準々決勝で浜名がいいゲームをやってくれたので、負けてしまったことは浜名の選手たちにも申し訳ないと思う」