神戸文化ホールが『地域創造大賞(総務大臣賞)』を受賞してる。開館50年、神戸市では初の受賞に
地下鉄 大倉山駅近くにある「神戸文化ホール」が、「令和6年度地域創造大賞(総務大臣賞)」を受賞しました。
この賞は「地域における創造的で文化的な表現活動のための環境づくりに特に功績のあった公立文化施設」を顕彰するもの。2004年度に創設され、今年度が21回目の表彰です。神戸市中央区楠町4-2-2
1973年(昭和48年)開館時のようす
神戸文化ホールは2023年に開館50周年を迎えました。
全国の自治体で唯一、ホール専属の2つの楽団を運営している強みを活かしながら、50周年記念事業をはじめ、音楽・演劇・ダンスなど多様なジャンルの優れた舞台芸術を提供している施設です。
現在は地下鉄 大倉山駅の近くにありますが、老朽化のため三宮に建設中の「雲井通5丁目再開発ビル」に移転される予定。完成イメージ図やどんな施設になるのかといった情報は、過去の記事でご紹介しています。
審査委員会からのコメントはこんな感じです。
“文化のホームグラウンド”として尽力
吹奏楽やダンスなど学校や市民の文化活動の拠点となり、全国洋舞コンクールの会場としても親しまれてきた神戸の文化振興のシンボル。
演劇・ダンスのプロデュース公演のほか、ホール専属の室内管弦楽団と混声合唱団を有し、定期演奏会、合同演奏会、地域コンサート、アウトリーチなどを意欲的に展開。
また、国際フルートコンクールにも取り組み、50年の長きにわたり文化による地域づくりに貢献した。
神戸市においてこの賞を受賞するのは、今回が初めてのこと。来年1月17日には、皇居の目の前にあるホテル「グランドアーク半蔵門」で表彰式が予定されているそうですよ。
ちなみに、三宮へ移転した後の新ホールの「命名権」を持つ企業は、現在募集中という状態。「神戸文化ホール」という名前や建物がなくなってしまう前に、今回の受賞となりました。