突然の出血、切迫早産での入院を乗り越えて、陣痛なし!?の超スピード出産!
4児を育てるママライターのあんこです。3人目の子どもはまさかの超安産。しかし全てが順風満帆というわけではなく、突然の出血や切迫早産の診断など、つらいことを乗り越えたうえでの安産でした。
ある日突然の出血
3人目を妊娠して4ヶ月のある日、2歳になる上の子どもと外出先から帰ろうとしていた時でした。エレベーターから降りた時に「こほん」と軽く一回咳をした瞬間、体の中で何かがぷつんと音を立てたような気がしました。ショーツが濡れた感覚があり、慌ててトイレに駆け込むと、トイレが真っ赤になるほどの出血をしていたんです。「え!?」と思いましたが「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせ帰宅。産院へ電話しました。
午前の受付時間は終わっていましたが、診察するからすぐに来るように言われ、上の子どもを連れて産院へ。待合室で看護師の方に「どうしたの?大丈夫?」と優しく声をかけられると、急に不安が押し寄せてきて涙が溢れ出てしまいました。
子どもと離れ、切迫早産で入院
診察で赤ちゃんの心音をチェック。「赤ちゃんは無事ですよ」と言われ、安心したのもつかの間、「切迫早産」という診断が下りました。母体が弱っていることで、胎盤の一部がはがれて出血してしまったとのこと。自覚症状はまったくありませんでしたが、疲れがたまっていたのかもしれません。医師からは「赤ちゃんが強かったから助かったんですよ、お母さんが無理してはだめですよ」と言われ、おなかの赤ちゃんに申し訳ない気持ちになりました。
そして即入院が決定。仕事中の夫に電話し、子どもを託して入院することになりましたが、2人の子ども達が心配でなかなか気が休まりませんでした。
順調に回復し、お産の準備
10日ほど入院し、安静と2週間ごとの健診を約束し退院。上の子ども達がいるので、ずっと安静にしていることは難しかったのですが、出血量もどんどん減り、おなかの赤ちゃんも順調に育っていたので一安心です。里帰り出産を予定していたので、長男の幼稚園を休む手続きや地元の産院への連絡などを済ませ、36週目から里帰りをしました。
37週目の健診へ行ってから2日後、昼過ぎ頃から何となく下腹部に違和感を覚えるようになりました。痛いわけではなく、きゅーと張ったような感覚です。夜まで何回も張りを感じたので、早めに就寝。明け方5時ごろ、腰も重く感じるようになり、目が覚めました。何かあったかもしれないと思い産院へ電話。助産師の方が念のため診てくださるとのことで産院へ向かいました。
陣痛を感じない出産
「もう子宮口が8センチ開いていますよ! もうすぐ生まれちゃいますよ!」と助産師さんに言われびっくり。すぐに陣痛室へ移動になりましたが、痛くないので陣痛室で寝ていました。
朝になり、様子を見に来た助産師さんに確認してもらうと、もう子宮口は全開に。「車椅子持ってこようか?」と言われましたが、痛みがなく余裕だったので自分で歩いて分娩台へ行きました。「もういきんでいいですよ」と助産師さんに言われましたが、痛くないのでいきめず、「じゃあしゃがんでみましょう」と言われ、分娩台の上でしゃがんだとたんに赤ちゃんの頭が出て、突然痛みに襲われ分娩台に倒れ込みました。5分ほどで生まれる超安産。本当に驚きました。
出血や入院と、妊娠中はいろいろとありましたが、母子ともに健康な状態で出産が終えられ良かったと思っています。生まれてきた赤ちゃんは、問題なくすくすくと育ち、絵を描くのが大好きな優しい子に成長しています。切迫早産で、医師や助産師さん、家族にもたくさん迷惑をかけてしまいましたが、周りの人たちの手助けで無事に出産できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
[あんこ * プロフィール]
韓国人の夫と4人の子ども、家族6人で毎日楽しく暮らしています。在宅ワークをしながら、苦手な家事や育児も奮闘中です。今は3歳の末っ子にメロメロ&癒されながら過ごしています。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。