勘違いしてた…。「洗濯機の水栓」を開けっ放しにする“3つのリスク”「常に全開だったわ…」
洗濯機の水栓、ずっと開けっ放しにしていませんか? きっと、「また使うから」と、洗濯のたびに閉めない人も少なくないでしょう。しかし、洗濯機を運転していないから大丈夫、とは限りません。ここでは、「洗濯機の水栓」を開けっ放しにするリスクをご紹介します。
「水栓は閉める」が正解!
結論から言うと、洗濯機の水栓はつど閉めるのが正しい使い方です。運転を終えたら、洗濯機を使わない間も蛇口の開けっぱなしは避けましょう。
洗濯機の取扱説明書にも、「運転終了後は水栓を閉じてください」と記載があります。
水栓を開けっ放しにはリスクがある
洗濯機を運転しないときも、なぜ水栓を閉める必要があるのでしょうか。その理由は、洗濯機に関連するトラブルを引き起こす恐れがあるからです。
リスクその1.水栓が故障・破損する
水栓を開けたままの状態は、水栓やホースに水圧がかかりっぱなしになります。水栓は経年劣化する消耗品。圧がかかり続けることで、不具合を起こす場合があるんです。
リスクその2.ホースが外れる
水圧によってホースが外れる可能性もゼロではありません。オートストッパー機能がついている場合でも、ホースと水栓をつなぐジョイント部分やホースそのものに負担がかかれば、外れるリスクは十分にあります。
リスクその3.水漏れ・水浸しトラブルを引き起こす
水栓に異常が起きなくても、ホースに穴が空いたり外れたりすれば、水が漏れる恐れがあります。水がぽたぽたと滴る程度ならまだしも、洗濯機まわりが水浸しになるリスクも。
集合住宅の場合、洗濯機の水栓を閉め忘れたことによって起こるトラブルによって、近隣住民へも迷惑をかけてしまうケースは少なくありません。
また、自然災害の多い日本では、地震が発生したときの水漏れも深刻です。地震の影響でホースが破損し、水漏れによって被害が拡大する可能性があります。
洗濯機を運転したら「水栓を閉める」習慣を
水栓の開けっぱなしによるトラブルを防ぐには、洗濯後は水栓を閉めるクセを付けることが一番です。電源(コンセント)を抜き、水栓を閉める。この流れを習慣化しましょう。
洗濯機を買い替える際は、万が一給水ホースが外れても自動で止水する緊急止水弁つきの機種を選ぶのもひとつです。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア