「仕事を辞めて義母に付き添ってくれ」義父が倒れて意識不明の事態。夫が私に言った驚きの言葉【まんが】
私たち家族は数年前にマンションを買って、家族5人(夫婦と子ども3人)でとくにトラブルもなく、普通の幸せな日常を送っていました。けれど1本の連絡が私たちの日常を思いもよらぬ方向に変えてしまったのです。
義母との電話を切って急いで旦那の会社に電話をすると、旦那にとりついでくれて連絡が取れました。「すぐに病院に向かう」とのこと。
病院から帰ってきた夫は憔悴していました。 なんでも、義父は1人で散歩をしている途中に、倒れてしまったそうです。たまたま発見してくれた人が救急車を呼んでくれて、搬送先の病院からの連絡を受けて義母が病院に、と言う経緯だったそう。 義父は、回復の見込みがあるのかわからないようです。いまだに意識もありません。 義父と義母の心配をしていると、夫が「(義母を)しばらくうちに居させてやりたい」と言い出しました。
うちは夫婦共働きです。私も正社員で仕事をしています。夫が仕事をしばらく休むことが無理なように、私だって難しいです。私が仕事を休んだり辞めたら、子どもたち3人にかかる費用も、生活費も、何もかもが足りなくなります。 申し出を断ると、夫は今まで見たことのないような形相で、怒りをあらわにしました。 夫「こんな時に協力してくれないなんて、同居が嫌だ、仕事を休みたくないってただお前のワガママだろ!!」 「ワガママだなんて……」思わず呆然としました。
(義母もかわいそうだし、力にはなりたいけれど、仕事を休むとか同居はできない。せめて私がちょくちょく昼間に義実家へ様子を見に行ったり、夫がしばらく夜に義実家に帰る程度ならわかるけれど) 次の日、夫は私と話さぬまま義母のもとへ向かいました。 私は「勝手に義母を連れてきたらどうしよう」とハラハラして待っていましたが……帰ってきた夫は――!?
夫はなんだかさっぱりした顔で「同居の話はなくなったから」というのです。 私(良かった、私の気持ちも汲んでくれたんだ) 夫「そのかわり……」その後に続く言葉にさらなる衝撃が……!?
どうやら義両親はお金に余裕がなかった様子。義母のためにサービスを頼むにしても、とりあえず子どもに貯めてあるお金からもろもろの費用を払う、とのこと。
私「……お義母さん、そんなに金銭的に余裕がないの? お義兄さんも?」 正直驚きました。お金に困っていることは知らなかったのです。 夫「母さんは俺と兄さんをしっかり育ててくれた! だから金がないんだ!」 夫「兄さんだってずっと独身で母さんの面倒を見てくれた! 今は俺がしっかりしないと。俺の足を引っ張るなら離婚でいい!」 やたらと夫が「1人がやらなきゃ!」「俺がやる!」と張り切っているように感じました。義母や義兄に頼られたことが嬉しいのでしょうか? 私だって今の生活に大きく響かない程度なら、義父母を助ける心づもりはありました。けれど子どものための貯金を使うだなんて……。
弁護士さんに相談に行って、養育費の平均と財産分与の件などを教えてもらい、夫と改めて話をしました。
夫「ごめん! 父があんなことになって、母も落ち込んで、お前たちのことを考える余裕がなかったんだ。本当に離婚がしたいわけじゃないんだ」 夫「でも、どうにかして母を助けたい!」 私「いいえ、離婚よ。私は毎日ずっと面倒を見られないし子どもの将来にかかわるお金を簡単に使うことはできない。お義母さんたちだけのために私は日々頑張って働いて、節約していたわけではないのよ!」 夫「じゃあもういい、お金も全額負担はしないしお前に面倒を見てくれなんて絶対に言わない! だから離婚は考え直してくれ!」 …………いったん離婚を見送り冷静に夫婦で話し合うことにしました。夫と分担して多少の援助や食事や掃除の手伝いなどはするつもりではいます。けれど、次に義母の同居や、多額な金銭援助の話がでたら、行動に移したいと思います。