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「新潟でノッコミマダイが開幕!」ボートジギング&タイラバゲームでマダイ爆釣

TSURINEWS

マダイなど(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

日差しも少しずつ暖かくなってきた3月末、釣り友の宮下氏から連絡があり、マイボートでのジギングにお誘いいただいたので、柏崎マリーナから出船しました。当日はベイトをうまく見つけ、的確なアプローチでフィッシュイーターを狙い撃ち。マダイの連打に加え、アラ、良型のウッカリカサゴ、メバルと多彩な魚種が次々と浮上し、春の訪れを実感させてくれる釣行となりました。今回は、その時の様子をレポートします。

当日の様子

朝6時半に小布施インターで待ち合わせをし、出船は8時という、のんびりとしたスタートです。天気は曇り、マリーナは風がない様子です。潮は長潮で、下げ止まりが5時34分、上げ始めが14時20分。ポイントは柏崎沖で、魚群探知機(魚探)で確認すると、砂泥と根が混在しているようです。今回は、この深場で様々な魚を狙うとのことです。

出船したマリーナ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

当日のタックル

この日は、ブリジギング用とSLJ(スーパーライトジギング)用に加えて、タイラバタックルも用意しました。ジグで反応しない時にタイラバが当たること(また、その逆のパターン)もあるため、ジグとタイラバの両方を用意することをおすすめします。

ジギング用

ジギングタックル(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

タイラバ用

タイラバタックル(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

SLJ用

SLJタックル(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

ちなみに、上の図には載っていませんが、ピンクやクリアブラックといったカラーも使用しました。

この日のフックセッティングは、フックの長さや形状、そして「どうやって魚に食わせるか」を考慮し、ジグのサイズに合わせて使い分けています。フロントとリアでフックのメーカーを変えることもあります。

同じメーカーで揃えるのがセオリーですが、私の場合はフロントを長め、リアを短めにセッティングすることが多いです。これは、フォールで掛ける場合、フロントフックに掛かることが多いように感じるためです。長ければ、それだけ魚とのリーチも長く取れます。

スロージギング用のフックは長めのものが多いですが、巻きで食わせる場合は短めにセットします。これは、下から食い上げてくる魚のバイトをいち早く手元で感じ取り、即座に合わせを入れたいからです。魚に気づかれる前に掛ける、といったイメージです。

マダイジギングの基本

私は主に「巻き」「フォール」「ワンピッチジャーク」を使い分けたり、これらを組み合わせたりしてアプローチします。

巻きが基本

まずは魚の活性を探るために、巻きからスタートします。この時、マダイの活性が高かったり、群れに当たったりすると、フォール中にアタックしてくることが多いです。活性が高ければジグにもタイラバにもアタリは出ますが、そんな良い時ばかりではありません(笑)。

では、そのような状況でどう釣るか? イワシなどの小魚を捕食している時は、巻きの釣りをメインで試してみてください。私も過去に何度もこの方法でボウズを逃れたことがあります(笑)。ちなみに、ベイトが見当たらないような時でも巻きで釣れることがあるので、油断しているとチャンスを逃す場合があります。

今回使用したブルテリアは非常に巻きに強いジグで、特に活性が低い時に結果を出してくれます。ワンピッチジャークは、イカなどを捕食している時に有効な場合が多いです。

フォールでタナを狙い撃ち

フォールでの釣りは、活性が高い時に有効です。わざわざ底までジグを落とすのは時間がもったいないので、マダイがバイトしてきたタナで集中的に狙い撃ちする際に使います。活性が高い時は手返し良く釣れるのでおすすめです。

高活性時はタナ決め打ちのフォールが効率的(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

ベイトを追う魚を探す

この日はベイト反応に恵まれていましたが、ベイトがいてもそれを追わない魚の反応と、活発に追う魚の反応の両方を目撃しました。同じ海域でもポイントが違うだけで魚の活性がこれほど違うのか、と改めて感じることができました。

宮下氏がベイトを確認しながらボートを操船し、ベイトを追う魚らしき反応を見つけてスタートフィッシングとなりました。深場での釣りでは、ジグは150g~300g程度まで用意しておくと良いでしょう。タイラバも同様の重さを使い分けてアプローチします。

魚探の反応が良さそうなポイントで釣り開始(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

良型ウッカリカサゴ登場

朝一から反応を探してジグやタイラバを落としますが、ノーバイト。3人でタイラバとジグでアプローチを続けますが反応が出ません。そこで、底スレスレをデッドスローで巻いてみると、「ガツガツガツッ」と底から5mほどのところでアタリが来ました。マダイか?と思いましたが、しばらくすると引きがなくなり、ただ重たいだけの状態になりました。

宮下氏と「根魚ですね~」と話していると、隣で宮下氏が先に良型のウッカリカサゴをヒットさせ、船上に上げていました。私にヒットしたのも同じく、水面に見えたのはオレンジ色の綺麗なウッカリカサゴでした。

良型のウッカリカサゴキャッチ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

アラ狙いのポイントへ移動

ベイトの反応がびっしりと出ているのに食ってこない…。そんな熱い反応に見切りをつけ、新たなベイトを探します。しばらくボートを走らせると、宮下氏が「ここはアラ狙いのポイントですよ~! 釣っちゃってください!」と、期待のこもった熱い声で言います(笑)。

ポイントを移動(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

しかし、このポイントがビンゴでした! ジグを落としている最中に、何かがじゃれついてくるようなアタリがあります。そこで、フォールに強いセンターバランスのジグ「ボッコーネCB」に変更し、フォール主体の釣りを開始します。3回リフト&フォールした直後、竿先に「ガツガツッ」と明確なアタリが出ました。

即座にフッキングし、慎重に巻き上げてきます。深場から何が上がってくるのか? そのドキドキ感が、この釣りの醍醐味です。

適度に暴れる引き…。何だろう?と期待しながら巻き上げると、水面に白い魚体が見えました。「ん、アラです! アラ!」と宮下氏に伝えると、急いでタモ入れに来てくれました。その後、宮下氏もアラを釣り上げ、船上は歓喜の雄叫びに包まれました(笑)。

狙い通りにアラをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

船中マダイラッシュ

ボートをさらに移動させると、そこは激熱ポイントでした! ジグをブルテリアに戻すと、開始早々からマダイが釣れ始めます。

マダイは活性が高く、底から30~40mまで浮いている様子です。フォール中にアタリがあり、ジグが落ちていかなくなる、典型的な食い上げのアタリでした。ラインスラッグを素早く巻き取り、即座に合わせます。「ガツガツッ」というマダイ独特の引きで、本命だと確信しました。上げてみると、1キロオーバーの良型マダイでした。

フォールで釣れたマダイ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

この後、巻きの釣りでもマダイが2枚ヒットし、船中はまさにマダイ祭り状態となりました。

巻きで釣れたマダイ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

フォールにひと工夫

マダイ祭りはいったん落ち着きましたが、まだ近くにマダイがいる気配を感じました。そこで、先ほどマダイがいたタナ(底から40m付近)から、リールのベールを親指で止めてジグにアクションを加え、再びフリーフォール。少し沖(約10m先)へ流し込むようなイメージでアプローチすると、底から10mほどのところでフォール中のラインが不自然に止まりました。すかさずフッキングして上げてみると、フロントフックにガッチリと掛かっていました。

工夫してひねり出した一尾(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

宮下氏に良型オキメバル

ボッコーネCBでフォールの釣りをしていた宮下氏に、何やらヒットしました。「重たいけど、あまり引きませんね…」と話します。何が上がってくるのか…根魚? それともアラ? などと話していると、なんと特大サイズの沖メバルが姿を現しました。嬉しいゲストの登場に、宮下氏もにっこりです。

良型オキメバルが登場(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

タイラバにもマダイ好反応

ジグですでにマダイ4枚とアラを釣っていたので、ここでタイラバに変更してみました。1秒間に1回転程度のスピードで巻き上げてアプローチします。底から30m巻き上げたところで前アタリがあり、さらに40mまで巻いたところで本アタリが出たため、しっかりとフッキングしました。使用したタイラバは、ヘッドがタングステン(TG)製130gのオレンジ金(オレキン)、ネクタイはレッドゴールドドットブラックのカーリーテールです。

タイラバでもマダイをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

デッドスローにもヒット

マダイのアタリが遠のいたので、今度はデッドスローで狙うことにしました。タイラバを底まで落とし、底スレスレを引くイメージでゆっくり巻いていると…突然、一気にラインが10mほど引き出されました!

焦らず、ゆっくりと巻き上げを開始します。ラインを巻いては引き出される、というやり取りを繰り返すこと約15分(笑)。本来ならここまで時間は掛けませんが、かなりドラグが出されたのと、途中で「プンッ」と針が1本外れたような感触があったため、より慎重にやり取りしました。

上がってきたマダイを見てみると、やはり針が1本外れており、もう1本が口の上に掛かっている状態でした。危なかったです…(笑)。

慎重にやり取りが功を奏した(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

ボート利用の注意点

他の遊漁船や漁船の方たちに迷惑をかけるような行動や言動は慎むべきであり、注意が必要です。事実、堤防などでは釣り人と漁師さんとの間のトラブルが後を絶ちません。

お互いが気持ちよく海を利用するためには、アングラーと漁師さん双方の協力が不可欠です。特に漁師さんは生活の糧として漁をされているため、操業の邪魔にならないよう、事前にボート店やマリーナでルールや注意点などを確認しておくと良いでしょう。私も含め、お互いに配慮し、迷惑にならないような釣りを心がけたいものです。アングラーの皆さんも、ご協力をお願いいたします。

最高の1杯【柏崎・そばよし】

帰りには、柏崎にある有名な店【ラーメン・そばよし】さんにお邪魔しました。お店には、ここのファンらしき方々で席が埋まっていました。

ここのチャーシュー麺が凄いとの評判を聞き、注文しました。ラーメンが出てくるスピードも速いです。醤油の良い香りが鼻を抜け、同時にチャーシューの香りが漂います。

ラーメンを見てびっくり。丼の表面はチャーシューで埋め尽くされています…(笑)。他には海苔、ネギ、メンマ、そして王道のナルトが一枚。見た瞬間、思わず唾液がこみ上げてきます。チャーシューの上にかかったスープが、さらに食欲をそそります。

味わいはさっぱりとしており、昔ながらの醤油ラーメンといった感じです。釣行で疲れた体に、優しい醤油スープが染み渡りました。

【ラーメンそばよし】
・新潟県柏崎市駅前2丁目1-70

そばよしのラーメン(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

<荒木清/TSURINEWSライター>

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