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『魔女のラジ々』5周年公開録音レポート|作品初のリアルイベントでイレイナ役・本渡楓さんがトーク!放送当時は小学生や中学生だったファンからのメールで会場も笑顔に

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

2020年10月から放送されたTVアニメ『魔女の旅々』。その5周年を記念して、当時配信されていた本作のWEBラジオ『魔女のラジ々』の公開録音がアニメイト池袋本店で実施!

登壇者はもちろん、当時からパーソナリティを務めていたイレイナ役の本渡楓さん。放送終了後も様々な展開が続いていた本作ですが、この5年間を振り返ったり、当時は小学生や中学生だったというファンからのお便りが紹介されたりと大盛り上がりに。

新型コロナウイルスの影響があったこともあり、今回が作品初のリアルイベントとなりましたが、放送当時からの根強いファンが集まって中々に濃い時間が繰り広げられました。本稿ではこのイベントの模様をレポートします。

なお、2026年10月9日(木)より本公開録音の音源が配信中です。

 

【写真】TVアニメ『魔女の旅々』5周年記念ラジオイベント|本渡楓が語るイレイナとの5年間

アニメ放送時からの5年間をファンと振り返る

WEBラジオ『魔女のラジ々』に続き、今回の公開録音でも構成作家を務めた儀武ゆう子さんが登場すると、まずは会場に集まった強運なファンのみなさんを盛り上げるべくイベント前説を行いました。

その後、本渡さんも登壇。オープニングトークでは儀武さんによる前説に言及しつつ、上田麗奈さんが歌ったオープニング主題歌「リテラチュア」を聴きながらの開幕ということで、懐かしい気持ちになったのか本渡さんもこの5年間に想いを馳せざるをえなかった様子。

名古屋駅に飾られた本作の広告をはじめ、放送終了後も行われた作品の展開について話していく場面も。また、作品のファンと実際に顔をあわせるのは初ということで、今日はどこから来た方がいるのか問いかける場面もありました。

関東だけでなく地方から来場された方もおられ、年齢層も10代~50代まで様々。誰が一番年下なのかを探したりもしたところで、まずはファンのみなさんのお気に入りエピソードを紹介していくコーナーを実施しました。

久しぶりのラジオということで新たにメールフォームを開設したところ、ものすごい数のメールが届いた様子。その中から儀武さんが選んだものが紹介されていくと、サヤに予備の帽子を譲った第2話、刺激的な表現が話題になった第9話、様々な個性を持ったイレイナを本渡さんが全て演じた第12話など、印象に残るエピソードたちが多数紹介。

時には当時の収録の裏話なども披露され、アニメ化前のドラマCDからキャストが継続していただけに、アニメの収録でもう一度0から関係性を築いていくキャラクターたちに不思議な感覚があったことなどを明かしてくれました。

他にも中学1年生の頃に原作小説を買い集め、高校1年生になってイレイナのように一人旅にチャレンジしたなんて方も登場。行先はアメリカだったそうですが、ちょっとしたトラブルがあったものの今は高校3年生になられているのだとか。トラブルの内容が明かされなかったので興味を持たざるをえなかったのか、このメールには会場からどよめきも。

また、放送当時小学生だったけれど高校生になり、アムネシアに憧れて自分のあらゆるSNSのアカウント名をアムネシアにしたという経歴をお持ちの方も登場。小・中学生の頃だけの話かと思いきや、メールの最後が「イレイナや上田さん、本渡さんに魅了されてやまないのは誰でしょう?」「そう、私です」となっており、高校生になった今なお作品愛を持ち続けていることがわかり会場のみなさんの笑顔が広がる一幕もありました。

アニメイト池袋本店で実施されるオンリーショップの販売グッズの紹介も

続いてイレイナのグッズだけを買い集めているというファンの方からのメールを紹介したところで、会場となったアニメイト池袋本店で開催されるオンリーショップの販売グッズを見ていくことに。開催期間は2025年10月17日(金)~10月26日(日)まで、場所は3Fのわくわくスペースとなります。

アクリルスタンドフィギュアやクリアファイル、缶バッジなどが販売されるので、興味のある方はアニメイト池袋本店を訪れてみてはいかがでしょうか。ビッグタペストリーやデスクマットで使用されている描き下ろしのイレイナはやはり目を惹いており、本渡さんは裸足で靴を履いているところが印象に残った様子。

その後はファンのメールを紹介するコーナーを継続。その中で本渡さんが印象に残っているエピソードが問われると、『魔女の旅々』は好きだとか良いねとは言えないけれど、気持ちとしては寄り添いたいと思うようなエピソードが多いとコメント。

第4話が話題に上って「Lynnさん演じる王女様の凛とした……」とミラロゼのお芝居について本渡さんが話そうとしたところ、韻を踏んだおやじギャグみたいになり会場から笑いが漏れたりする場面もあり、その後も賑やかなトークが続いていきました。

22人もの様々な個性を持ったイレイナが登場した第12話のアフレコ裏話も披露されました。まずはとりあえずチャレンジしてみたところ、22人のどれにも当てはまらないイレイナが生み出されていたことが判明。その後はしっかりと役として当てはめるために、台本の台詞を続けざまに読むのではなく2行ごとに空けたりするなど、ひとつひとつのイレイナを分けて演じる工夫をして演じていったのだとか。

また、マチ★アソビでの上映会開催が発表。その場で視聴できるエピソードは第9話「遡る嘆き」と第12話「ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語」となりました。こちらはお便りのフォームにあったアンケートによってファンが選んだものだそうです。

身近なところに潜む魔女を見つけるあのコーナーも実施!

ここで、お便り紹介のコーナーが終了。続いては「僕の私の旅々 2025」を実施することに。リスナーが旅先で出会った人や景色を紹介するコーナーではあったものの、当時はコロナ禍のためホットな話題を取り上げられなかったのでここでリベンジとなりました。

こちらのコーナーでは、チェコでトゥルデルニークを食べて来たというファンの方を紹介。すると当時の『魔女のラジ々』でも話題になったことが明かされ、スタッフ総出で探しても見つからなかったことから、チェコ料理店の方に頼んで作ってもらったという裏話が飛び出しました。

その流れからフラン役の花澤香菜さんとの当時の生放送が話題に上り、その際に着ていた魔女の衣装をまた着たかったと本渡さんが発言。スタッフさんによると捨てずに保管されているそうなので、もしかしたら今後はそういった機会がある……かも!?

続いて実施された「お近くに魔女知りませんか?」のコーナーでは、歴史の授業が楽しいものの先生の声が優しいのでいつも寝てしまうというメールを紹介。魔法にかけられているかのような状況ですが、本渡さんの判定は“魔女”ということで歴史の先生は“睡眠学習の魔女”という二つ名を獲得しました。

他には「プロテインと同じ成分だから」と間食でちくわを食す同僚を持つ方が登場。こちらの方も魔女認定ということで、本渡さんから“ちくわの魔女”の二つ名が贈られました。

大盛り上がりだった公開録音もそろそろエンディングの時間。本渡さんも大いにこの機会を楽しんだ様子でした。また、来年に原作が10周年を迎えることなどが発表されました。そして、最後は本渡さんの「ハッシュタグ~?」というコールからの「『魔女の旅々』はいいぞ!」のレスポンスで本イベントは幕を閉じました。

アニメ化5周年を迎え、原作10周年を控える『魔女の旅々』。まだまだ原作やドラマCDの展開は続いていますので、応援しつつ今後の展開にも期待しましょう。なお、10月9日(木)からは再放送も行われていますので、興味はあったけれどまだ見たことがないと言う方もこの機会に『魔女の旅々』をチェックしてみてくださいね!

[文&写真・胃の上心臓]

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