【え?】かつやの「タレカツ丼」がさらに凶悪になって復活! と思いきや…別人すぎて二度見した
俺たちの心のとんかつチェーン「かつや」が2024年11月8日、期間限定の新商品『タレカツ』を発売した。数ある「かつや」限定メニューの中でも、私(あひるねこ)はこの『タレカツ』が断トツで好きなのだ! 復活を待ってたぞーーー!!
これは来週誕生日を迎える私への「かつや」からのささやかなプレゼントと言ってもいいかもしれない。誕プレが揚げ物の集合体なんて「かつや」以外許されないだろと思いつつ、さっそく食べに行ってきた!
・「かつや」新商品
我々 “かつや者” にとっては、もはや大定番のメニュー『タレカツ』。丼が税込913円、定食が税込1023円となっており、もちろんテイクアウトも可ッッ。
個人的には丼一択のため、迷わず丼でドドンとお願いしたドン。
「かつや」の『タレカツ丼』は毎回、常軌を逸したボリュームで我々 “かつや者” の胃袋に襲い掛かって来る。去年は海老、ヒレ、ささみという、ヘルシーなんだか“Hell Sea(地獄の海)”なんだかよく分からないメンバーで構成されていたが……
聞くところによると、なんと今年はヒレの代わりにまさかの豚ロースがスタメン入り! いや指揮官ポンコツか! さらに脂を強化してどうすんだよ!! これは再び死闘の予感である……とそこへ、いよいよ実物がやって来た!
の・だ・が……
・おや?
正直な感想としては、なんだかいつもと比べて若干大人しい……? 衣で客を刺すかのような(刺すな)ほとばしる殺気があまり感じられない。これは気のせいだろうか?
詳しく中身を見ていこう。海老が1本に……
豚ロースまるっとが1枚。そして……
とどめにささみが2枚だ。
去年は2本だった海老が1本に減っているのも気になるが、それ以上に驚いたのが、ささみのあまりに劇的すぎる変化である。
・異変
「かつや」のささみカツといえば、個人的には華奢な女子のスニーカーくらいデカイでお馴染み。これは『タレカツ』が発売されるたびに書き続けてきた。おそらく累計で1クラス分くらいの女子のスニーカーを食べていると思うが……
それがどうだろう。今回のささみは、微妙にサイズダウンしているように見えないか? 華奢な女子のスニーカーというより、これでは大人気キッズシューズ『瞬足』である。運動会の覇者になるつもりか? 一体何があったんだ!?
・味は最強だが……
「かつや」の『タレカツ』は、全メニューの中でもトップクラスにクオリティーが高い。甘辛な醤油ダレにカツをくぐらせただけの極めてシンプルなものだが、まるで蕎麦屋で食べる天丼やカツ丼のような趣深い味わいに溢れている。いつ食べても本当に最高だ。
「かつや」ならではのサクッとした衣とタレの相性もすこぶる良く、「これならいくらでも食べられそう!」とガツガツ食べ進めている途中で、「いや、よく考えたら多すぎるだろ! こんなに食えるか!!」と気付くまでがセットである。いや、セットのはずだった。
・俺たちをもっと信じろ
何だかんだ私も来週で39歳。まだまだ揚げ物は好きだけど、そこまで大量にはいらないお年頃だ。実際、ここ数年は『タレカツ丼』を食べている途中で箸が止まるようになってきた。
しかしな、「かつや」よ。そんな私たちの弱った胃袋を気遣うようなお前じゃないだろ。これじゃあ足りないんだよ……! もっと、もっと全力でかかってこいよ……!! 速く走れる子供用の運動靴じゃなく、華奢な女子のスニーカー持ってこいやァァァァアアア!!!!
……と、言ってはみたものの、結論から申し上げると後半で失速して、まあまあギリで完食しました。
・「かつや」が正しかった
ささみが小さいだの何だの散々書きましたが、少なすぎず多すぎもしない、めちゃめちゃ適切な量でしたよ。ええ。そしてその時、私は理解したのです。別に今回の『タレカツ丼』がおかしいんじゃない。これまでがずっとおかしかったんだと──。
なぜ私はこんな当たり前のことに気付かなかったのか? どうやら我々 “かつや者” は、数年間にわたり脳が麻痺し続けているのかもしれない。何やら目が覚めたような心持ちで店を出たのだった。ありがとう「かつや」。実に素晴らしい誕生日プレゼントだったよ。
参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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