ジュビロ磐田ユース、プレミアPO進出に大きく近づく勝利。藤枝明誠戦後の監督・選手のコメント<U-18プリンスリーグ東海 >
サッカー高円宮杯U−18プリンスリーグ東海は11月23日、第17節5試合を行った。2位のジュビロ磐田U-18は、同じ勝ち点34で並んでいた3位藤枝明誠に2−1で勝利。プレミアリーグのプレーオフ進出に大きく近づいた。
磐田はすでにトップチーム昇格が内定しているMF川合徳孟(ジュビロ磐田U-15出身)が2ゴール。前半21分、FW山本将太(ジュビロ磐田U-15出身)の落としをゴール正面から蹴り込んで先制点を挙げると、1−1で迎えたロスタイムにはこぼれ球を蹴り込んで決勝点を奪った。
DF渥美慶大の話
「今日は勝てばプレミア参入に近づくという大事な試合だった。チーム全員、この試合にかける思いは大きかったと思う。いい結果が出てよかった。
試合の入りは良くて先制点も取れて、前半はいい形で終わることができたけれど、チームの課題の『もう1点取りにいくこと』はなかなかできなかった。どうしても点を取った後に、体が止まってしまう。次の清水ユース戦やプレミア参入戦までに改善はできるので、練習から取り組んでいきたい。
(次の清水ユース戦で5点差以上をつけて勝てば優勝することについて)監督も優勝するぞと言っているし、今年は清水に1度も勝てていないので、借りを返したい。ダービーなので全員でしっかり戦って、絶対に勝ちたい」
2戦連続2ゴールのMF川合徳孟の話
「勝てばプレミア参入戦に近づくことになる試合だったし、負けられない試合だったのでチームに貢献できて良かった。1点目は翔太(山本選手)が裏に抜け出して落としてくれるのは分かっていたので、狙い通りだった。2点目はこぼれ球を狙って走ることができたのがよかった。今、調子が上がっている。
チームとして後半はルーズボールを拾えなかったり、ボールをつなげない時間が多かった。一人ひとりがしっかり自分の役目をこなすことが勝利への近道。改善点は多かったので、しっかり改善したい。プレミアリーグ参入戦でしっかり勝ってプレミアに上がりたい」
先制点をアシストしたFW山本将太
「蓮歩(石塚選手)が自分の動き出しを見てくれていた。裏に出してくれたら絶対に勝てる。自分でシュートを打つ選択肢もあったけれど、後ろから徳孟(川合選手)の声が聞こえてきたのでパスを選択した。
今日の勝ちはめちゃくちゃ大きい。プレミアリーグにチームを上げるために今までやってきて、ここが一番大事な局面とみんな分かっている、次の清水ユース戦も気を抜かずに挑む。みんないつも以上に燃えると思うので、しっかり勝ちきりたい」
西紀寛監督の話
「プロ組織のはずなのに攻守の切り替えが遅かったり、いい判断ができなかったりする選手がいた。選手たちには『これではプロにはなれない』と強く言った。ぬるいままでは強くはならない。すごく勉強になる試合だった。
個人として変わろうとしている選手もいるが、もっと厳しく互いを求め合っていってもいい。そこが圧倒的に足りない部分だと思う。技術はその後。後半はゴールに向かえず、プレッシャーも与えられず、ひどいゲームをしていた。
ピッチ内でもっと選手同士で言い合うこと。互いに休ませない、サボらせない、甘えないこと。それができれば、もう少しパワーアップすると思う。セットプレーの練習もしているが、うちは得点できない。しっかり決めてこそ、トップに上がれる。
このままではチームのプレミア昇格も、それぞれがプロ選手になることも無理だと思う。
(最終節の清水エスパルス戦は)今季2度負けている。今のままなら負ける。ハードワークを含めてやっていかないと駄目だと思う」