パリ五輪金メダリスト 樋口選手が一日川崎署長 防犯意識の向上呼び掛け
市民の防犯意識を高める「安全・安心まちづくり旬間」(10月11日から20日まで)が始まり、初日には川崎区日進町の商業施設「川崎ルフロン」前で出陣式が行われた。パリ五輪レスリング男子フリースタイル57kg級で金メダルを獲得した樋口黎選手が川崎警察署の一日署長に就任。子どもや女性が犯罪の被害にあわない環境づくり、特殊詐欺から守るための活動、地域の安全を守るとした宣言文を読み上げたほか、会場に集まった人たちに啓発物を配布した。
トークショーでは樋口選手は日ごろからの防犯対策としてインスタグラムやX(エックス)などのSNS(交流サイト)を通じてコラボレーションを持ちかける詐欺のような話に対し「周りの人と相談しながら危ない犯罪に巻き込まれないよう気を付けている」と語った。また、安全安心のまちづくりのために「ジョギングや散歩、買い物しながらの防犯活動の実践」するよう呼びかけた。パリ五輪についても触れ「みなさんの応援のおかげで金メダルを取ることができた。いろんなことにチャレンジして記録、感情を更新して人間力や競技力を磨いていきたい」とさらなる飛躍を誓った。