ピカソが絶賛し、マグリットが涙したイタリアの画家デ・キリコに迫る 『デ・キリコ展』特別番組の放送が決定
2024年8月29日(木)まで東京都美術館にて開催されている、イタリアの画家ジョルジョ・デ・キリコの大回顧展『デ・キリコ展』。本展の特別番組が、6月15日(土)午後4時25分~午後4時55分、BSフジにて放送されることが決定した。20世紀美術に衝撃を与えた孤高の画家デ・キリコの謎にみちた絵画の魅力に、評論家・編集者である山田五郎が迫る。
シュルレアリスムの先駆けであり、20世紀の美術に計り知れない影響を与え、ピカソが絶賛し、マグリットが涙し、ダリやウォーホールが憧れたイタリアの画家ジョルジョ・デ・キリコ。歪んだ遠近法や脈絡のないモティーフの配置や幻想的な雰囲気によって、日常の奥に潜む非日常を表した「形而上絵画」を発明する。
ある日突然これまで見ていた景色がまるで初めて見る景色かのような感覚に襲われ、形而上絵画誕生の「啓示」を受けたフィレンツェ、作品のモティーフのインスピレーションとなったトリノやフェッラーラの街なみや、現在は邸宅美術館として公開されている90歳で亡くなるまで制作を続けた晩年の住居とアトリエのあるローマなど、デ・キリコにゆかりのあるイタリア各地を巡る。
日本では過去最大規模の大回顧展『デ・キリコ展』が開催されている東京・上野にある東京都美術館より、美術に造詣が深い山田五郎が、初期から晩年までの70年に及ぶデ・キリコの謎めいた数々の作品の魅力に迫り、わかりやすく紹介していく。
『デ・キリコ展』は2024年8月29日(木)まで東京都美術館にて開催。入場券はイープラスほかプレイガイドで販売中。