Yahoo! JAPAN

【キシャメシ】「このあんかけを食べに横越まで」旧49沿いの中華飯店永楽「五目ラーメン」#餡掛け同好会

にいがた経済新聞

五目ラーメン(1,100円税込)は五目では語り尽くせないほどのゴージャス

新潟市江南区の中華飯店永楽。いかつい看板が目印。

2025年の新潟でムーブメントを起こしそうな「あんかけ界隈」。#餡掛け同好会シリーズの第2弾は、新潟市江南区旧横越の「中華飯店 永楽」の五目あんかけラーメンをフィーチャーする。

旧国道49号線沿い、住宅地の付近に大きくてド派手ないかつい看板が見える。町中華にしては大きめのハコではあるが、平日も休日も昼時はいっぱいになる人気店。まあ、新潟のあんかけ界隈で永楽の五目ラーメンはかなり語られている。先代は新潟市中央区万代で町中華を開いていたらしいが、その味を受け継いで横越にオープンしてからだいぶ長くなった。

「横越で愛され続けて頂いている」という敬語の渋滞が、が逆に味

「あんかけラーメン」と言えば最近は阿賀町のご当地グルメとして紹介されることが多いが、ここ永楽の五目ラーメンも、地元横越で長く愛されている味。

店内の手作りPOPにも「横越で愛され続けて頂いている 人気爆発!!五目ラーメン」という丁寧が過ぎる言い回しのヘッドラインで推されている。写真が美味そうだ。

一も二もない、空いているカウンター席に座りさっそく「五目ラーメン」(税込1,100円)をオーダー。なにせこれを食べに来た。

糖質制限の人には「ロカボ麺」を

また違うPOPを見ると「ロカボ麺」なるものが。何やらすべての麺を大豆原料の麺に無料でチェンジすることができるようだ。ダイエットや加療中の人で糖質制限中の人も罪悪感が軽減されながらラーメンをいける、良きかな。

さて、五目ラーメンが着丼。わー美味そう!新潟のあんかけ界隈をうならせるこのビジュ。たまんないねえ。

五目ラーメン(1,100円税込)は五目では語り尽くせないほどのゴージャス

いや何が言いたいかというとだね、町中華や食堂に「五目〇〇」というメニューってよく見るけど、「五目」の定義って意外にファジーなんよ。「これで五目と出られても・・・」「ニンジンも五目に入れるのかよ」みたいな五目〇〇系に出会いがっかりするケースの多いこと。永楽のメンバー紹介をするとだね、海老、イカ、ホタテ、豚肉、ウズラの卵とこれでちゃんと五目が満たされている。なんかもうホタテあると、ゴージャスくない?

ホタテはありがたみあるよね

餡が絡む麺にむせびなく

たっぷりの中華餡は麺に絡む絡む。その味はキレがある醤油味に加えて、えも言われぬ香ばしさが一押ししてくる。これ葱油だな、こりゃ美味いや、たまんねえ。確かにこれ、横越の宝といっても言い過ぎではないな。守り続けてほしい、この味。

すっきりしたキレある醤油味だが、葱油のコクと香ばしさが一押ししてくる逸品のスープ

食べ応えもしっかり。こう考えると、国道49は「町中華の殿堂」沼垂エリアをスタートして、横越、阿賀町へと「あんかけ街道」を結ぶとも言えないか。俄然注目だが、その前に永楽の五目ラーメンをリピートしてしまいそうだ。

(編集部I)

【中華飯店 永楽】

新潟市江南区横越川根町3丁目13-16

営業時間 10:00~20:00

定休日 不定休

<グーグルマップより>

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

【関連記事】

おすすめの記事