【2025京都祇園祭】朝の前祭ぶらり☆四条通山鉾建て&長刀鉾『厄除ちまき』大行列風景
汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は2025祇園祭前祭の山鉾建ての風景をめぐりました。7月13日朝の様子。
2025京都祇園祭・前祭の山鉾風景をぶらり
京都夏の風物詩であり、日本三大祭の一つに数えられる祇園祭。そして1か月に渡り神事の続く長いお祭りで、7月1日からすでに始まっています。そして2025年祇園祭前祭(さきまつり)では7月9日から山鉾建て開始。今回はそんな山鉾建て風景をぶらり。7月13日朝の様子。
四条通りを中心とした鉾はすでに鉾建てが終了し、鉾町ではちょうど厄除ちまきやグッズの販売準備をされてる様子でした。
こちらは『函谷鉾』。
中国の戦国時代(紀元前403~221年)、斉の孟嘗君(もうしょうくん)が鶏の声により函谷関(かんこくかん)を脱出できたという故事に由来する鉾。
さらに四条通りを少し西へ。
函谷鉾の南向かいにある『月鉾』。鉾頭に新月型(みかづき)をつけ、真木のなかほどの天王座には月読尊を祀ることに由来する鉾。
四条室町下がった『鶏鉾(にわとりほこ)』。中国の史話に基づき、唐堯(とうぎょう)の時代に天下がよく治まり、訴訟用の太鼓(諌鼓)も用いられなくなり、苔が生えた太鼓に鶏が宿った、という故事から由来する鉾。
昨年2024年の前祭・山鉾巡行では、巡行中に車輪が破損し途中で引き返すというアクシデントに見舞われましたが、車輪は新調され、すでに試運転『曳き初め』も無事終了とのこと。
再び四条通りを西へ。
まだこの時点では骨組みだけの様子だった『郭巨山』。古代中国の史話二十四孝の一人の郭巨(かくきょ)の故事に由来。それにちなみ、ちまきの御利益は金運ということで、その人気も年々うなぎ上り(笑)
四条新町上がった『放下鉾』。こちらはまだ鉾建て途中でした。大工方の縄結び作業は完了の様子。毎度釘を使わず丹精に縄だけで固定された造形美。真木のなかほどの天王座に放下僧の像を祀ることに由来。
四条室町上がった『菊水鉾』。
室町時代末期千利休の師である茶人・武野紹鴎(たけのじょうおう)の屋敷・大黒庵の井戸『菊水井』がこの地にあったことに由来。それにちなみ、保存会のお会所ではお茶席が設けられ、お抹茶とお菓子がいただけます。
毎年、祇園祭前祭の山鉾巡行ではくじとらずで先頭を行く、御存じ『長刀鉾』。鉾頭に三条小鍛冶宗近作の大長刀を備え疫病邪悪を祓う。
まだこの時朝の準備中の様子のお稚児さんも。おきばりやす。巡行まで滞りなく無事終了することをお祈りします。
この時、朝8時過ぎごろでしたが、すでに長刀鉾を中心に両方向、烏丸通りや東洞院通りにまで伸びる大行列。お目当ては祇園祭・山鉾中一番人気の厄除ちまき。毎年激戦で、いつも大行列必至の人気。
いつも横目に見つつ大変そうに思っていましたが、今年は大阪関西万博のパビリオン大行列を経験済みで免疫がついたのか、それに比べれば余裕とも思えたり(笑)とはいえ、暑い中の待ち時間の熱中症対策など、ご留意ください。ご参考に。