【リアル給与明細】医療事務の女性。出費が多い……。クレカ払いが原因でしょうか?【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【26歳 医療事務】
【リアル給与明細】26歳、医療事務の場合
プロフィール
31歳、女性
調剤薬局の医療事務
▼現状
仕事内容は、受付・処方入力・レセプト・調剤助手など、事務作業全般。
労働時間は月172時間、残業は7時間程度。
ボーナスは40万円程度。
【相談内容】便利なのでクレジットカードで決済しています。でも、つい使いすぎてしまうので改善したいです。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんの現在の収入を年収換算すると268万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の一般事務従事者の平均年収は約382万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
質問者さんのお給料額は、残念ながら平均よりも低い水準と言えそうです。
クレジットカードを使いすぎてしまうときの対策法は?
質問者さんは、クレジットカード払いの便利さを活用しつつも、つい使いすぎてしまうことにお悩みなのですね。
使いすぎを防ぐための具体的な方法をご紹介します。
デビットカードを利用する
クレジットカードを使うとつい手持ちのお金以上に使いすぎてしまう方には、デビットカードがおすすめです。
デビットカードは、使った金額がその場で銀行口座から引き落とされる仕組みなので、銀行残高の範囲内でやりくりする癖がつきますよ。
プリペイド式クレジットカードを活用する
あらかじめチャージした金額分だけ使えるプリペイド式のクレジットカードを利用するのもよいでしょう。
たとえば、月の予算を2万円と決めカードにチャージすれば、2万円を超えて使うことはできません。
支出管理を習慣にする
クレジットカードやデビットカードを使う場合でも、家計簿や支出管理アプリを活用して支出を記録する習慣をつけましょう。
どれくらい使っているのかを“見える化”すると、無駄遣いを防ぐ意識が高まります。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも低い水準です。
・クレジットカード払いでお金を使いすぎてしまう場合は、デビットカードかプリペイド式クレジットカードをおすすめします。
・支出管理を習慣化すると使っているお金が見える化され、無駄遣いを防ぐ意識が高まります。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。