兵庫県知事選 なぜ斎藤元彦氏は再選できたのか?
パワハラ疑惑などがあった斎藤元彦氏が兵庫県知事選で再選を果たした。11月19日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるになぜ斎藤氏が再選することが出来たのかを聞いた。
小塚「2つあって1つは同情論。最初、斎藤さんが失職した後、次の選挙も出ますっていうことで1人ポツンと街頭演説を始めて、その動画を撮った人がSNSにアップしたりして、何かちょっと可哀想だって感じになってきたんです。その雰囲気から、この人本当に悪い事したんだろうかって感じになってきたんです」
長野「何であんなに言われてたのに1人で立って、ずっと演説してるんだろうみたいなね」
小塚「そういうふうに広がっていったのが1つと、もう1つはNHKから国民を守る党の党首、立花孝志さん。この方の存在が大きかったと思います。斎藤さんが街頭演説をやるじゃないですか。終わったらすぐに立花さんが出てきて街頭演説をするんです。ちなみに立花さんは候補者の1人です。候補者の1人なんですけれども自分の主張をしないんです。候補者なのに『斎藤さんは捏造されたんです』みたいな感じで斎藤さんの応援演説をやって『私には投票しないで下さい』って言うんです」
長野「斎藤さんの演説の後、残っている人たちが、またそれを聞くんですね」
小塚「その相乗効果もあったり、立花さんたちがユーチューブに色んな動画をあげたりして、それがどんどんネットに拡散されていった。同情論と捏造だって話がSNSで広がっていった。この2つが理由ではないでしょうか」