「オープンマインド」言葉は不要
YRPに進出している日本エア・リキード合同会社(横須賀市光の丘2)に勤務するフランス人研究者、イゴール・レプリンスキさん(28)と妻のノエルさん(27)が地域との交流を楽しんでいる。
8月25日に開かれた「北下浦納涼ふるさとまつり」でイゴールさんは法被をまとって太鼓を叩き、浴衣姿のノエルさんは櫓(やぐら)の上で偶然居合わせた上地克明横須賀市長と盆踊りに興じた。
電子チップの開発を担当しているイゴールさんはフランス・パリ市から今年2月に赴任してきたばかり。現在、長沢にある一軒家に夫婦で暮らしている。日本文化を理解したいと地域の活動に積極参加しており、太鼓の叩き手を募っていた台町内会の回覧板を目にして練習に参加。2週間の稽古を積んでこの日の本番に挑んだ。
地域も2人を温かく迎えている。コミュニケーション手段として携帯電話の翻訳アプリを活用しながら草の根の国際交流を実現している。「とてもラッキーな時間を過ごせている。10月のよこすかみこしパレードにも参加する」とイゴールさんは笑顔を見せた。