※追記あり【検証】東京駅から徒歩でビッグサイトに行ったらどれぐらいかかる? イベント当日の移動には向かないけど…
コミケをはじめとしたさまざまな同人誌即売会が開催される場所・東京ビッグサイト。
大きな会場というだけあって、東京駅からもアクセスしやすいが……
もしかしたら、ものすごい不運が重なって「ビッグサイトに行きたいのに公共交通機関が全滅している」なんてこともあるかもしれない。
同人誌即売会で欲しいものを購入するためにはスピードが命。万が一そんなことがあっても、スムーズに会場に着けるようにしておきたい。
そんなわけで、東京駅から徒歩でビッグサイトに行くことはできるのか実際に確かめてみることにした。
・東京駅~銀座
調べてみたところ、有楽町駅の近くを通っている「東京都道304号」という道をまっすぐいけば、ビッグサイトがある江東区方面に行けるらしい。
東京駅からビッグサイトって電車でも20分くらいかかるから結構離れてるイメージだったんだけど、道は分かりやすいな。
筆者は東京都外に住んでいて、土地勘が全くないので大変助かる。
それではさっそく向かっていこう。まずは東京駅の八重洲中央口から外に出る。
この時の時刻は10時37分。ルートと一緒に、どのくらいの時間があればビッグサイトに着けるのかも確かめていく。
The・東京といった感じの賑やかな通りをまっすぐ進んで、有楽町駅を目指す。
八重洲口を出てから約12分で都道304号線にぶつかる交差点に出た。でっかい……!
ここからはひたすら突き進んでいくぞ。
案内標識にもしっかりビッグサイト周辺の地名が書かれていた。ちゃんと方向が合ってたみたいで安心。
少し歩くと、すぐに銀座に到着した。生まれて初めて来たけど、本当に右を見ても左を見ても高級ブランドのお店だらけだ……!
歩く人たちも心なしかキラキラしているように見えて、恐れおののきながら通過した。
ちなみに上の写真は、検証終了後に撮影したルート外の風景です。周りの高級店に気を取られて写真を撮り忘れました、すみません。
・銀座~晴海大橋
有楽町駅前の交差点から約14分で、銀座とはまた違った雰囲気の賑やかな場所に到着。ここが築地か……!
有名な市場というだけあって、平日だったにも関わらず観光客らしき人たちでいっぱいだった。
しかし築地を抜けると、一気に人口密度が減少。
橋の上からゆったりと景色を撮影する余裕も出てきた。
高層ビルが増えてきて、ビッグサイト周辺っぽい雰囲気になってきたな。
築地から20分ほど進み続けると……
なんだか大きな橋に出た。
この橋はどうやら「晴海大橋」という名前で、「晴海」と「豊洲」を結んでいるらしい。
このあたりまでくると、おそらく羽田空港から飛び立ったであろう飛行機が近くに見えてきたり……
お台場の象徴であるレインボーブリッジが見えてきたりした。どんどんビッグサイトが近づいてきてる────!
・晴海大橋~ビッグサイト
景色を楽しみつつ約8分で晴海大橋を渡り終え、江東区に突入すると……
あ! あれ、「ゆりかもめ」じゃない!?
「ゆりかもめ」は、東京ビッグサイト前にも駅がある乗り物だ。
その見た目から筆者はてっきり電車かモノレールだと思っていたのだが、正式には「新交通システム」と呼ばれるものらしい。
実は車と同じようにゴムタイヤで走っていて、レールではなくコンクリートでできた設備の上を走っているそうだ。知らなかった……
とにかく、このゆりかもめを追いかけていけばビッグサイトにたどり着けるはず。ということで、ここから右折して……
ゆりかもめを目撃した地点から約8分で豊洲市場の前を通過。
「これに乗れば一発でビッグサイトまで行けるんだよなぁ……」という誘惑を振り切りつつ、ひたすら歩いていく。
ゆりかもめの高架橋が曲がっていたので、「豊洲 千客万来」のあたりで左折。
「有明アリーナ」「有明展示場」などの施設が見える橋を渡り……
「有明ガーデン」の横を通って、
「ダブルツリーbyヒルトン 東京有明」の下にある通路を抜けると……
!
着いた~~~!!!!
時刻は12時7分。歩いた時間は1時間30分だった。
・イベント当日はおすすめできないけど……
もっとかかるかと思っていたけど、思っていたよりはスムーズに到着できたな……! ということで、ビッグサイトには「頑張れば徒歩でも行ける」ことが分かった。
しかしこれは「少ない荷物で」「歩いて移動することだけを目的にしていたから」できたことだと思う。
荷物も多いうえに丸一日バタバタする同人誌即売会に参加する場合は、徒歩で向かうのはやめておいた方がいいと思います。貴重な体力は頒布をしたり戦利品を手に入れたりするために温存しておこう。
とはいえ、周りの雰囲気が次々に変わっていくうえに道も分かりやすかったので、長めの散歩をしたい時にはぴったりかも。
各所に駅やバス停があったので、疲れたらすぐに切り上げて帰ることもできると思う。
東京のいろんな景色を楽しめるこちらのコース、気になった方は是非散策してみてはいかがだろうか。
【追記】記事公開時(2025年10月11日10時)、時間等を誤って記載しておりました。大変申し訳ありません。正しくは、「(到着)時刻は12時7分」「歩いた時間は1時間30分」「都道304号線」です。お詫びして訂正いたします。
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.