猫が福をもたらしてくれるかも?『猫に縁のあるパワースポット』4選
1.お稲荷さんに混ざった猫さん/高山稲荷神社(青森県)
青森県のつがる市にある高山稲荷神社は、五穀豊穣や海上安全、商売繁盛の神様として知られる神社。千本鳥居が圧巻の光景で、そのつらなる様は「朱の龍」ともいわれています。
そんな鳥居を抜けた先に、お稲荷さんの像が並んでいるのですが、その中にお狐さんではなく猫さんの像も混ざっています。なぜ猫像がまざっているかは諸説あるようですが、その真相はまだ解明されていないようです。
SNSで話題となってから猫好きさんの間では知る人ぞ知るパワースポットとなっています。
✔場所…青森県つがる市牛潟町鷲野沢147-2
2.招き猫発祥の地/大谿山豪徳寺(東京都)
招き猫の発祥地として知られる豪徳寺。そのはじまりは、彦根藩主の井伊直孝が鷹狩りの帰りに猫に手招きをされ、雷や豪雨を避けることができたことに由来しています。
その後、豪徳寺は井伊家に支援をされて再興。寺に福を招いた白猫は崇められるようになり、「招福猫児」として有名になっていきました。堂内には招福観音菩薩立像が安置されています。
なお、豪徳寺へのアクセスに欠かせない「豪徳寺駅」の改札には、大きな招き猫の像がありますよ。
✔場所…東京都世田谷区豪徳寺2丁目24-7
3.猫の名誉宮司/伊勢神社(岡山県)
岡山県の北区にある伊勢神社には名誉宮司の猫がいます。
初代の猫は「あいちゃん」という名前のオス猫。境内に遊びにきていたところ参拝者の人気者となり、2014年に名誉宮司に任命されました。
そんなあいちゃんは2018年に他界し、現在は2代目の「てんちゃん」というオス猫が名誉宮司を継いでいます。
てんちゃんは、岡山県を襲った豪雨災害のときに被害にあった家屋の解体中に保護された猫。当時は生後1カ月のオス猫で、飼い主さんが見つかるまで同神社の近所で保護されていた猫でした。
てんちゃんは初代名誉宮司のあいちゃんと同じ茶白猫。境内のパトロールが好きだっただったあいちゃんとは違い、社務所の窓口でひなたぼっこが大好きだそう。受付担当として活躍しています。
✔場所…岡山県岡山市北区番町2丁目11-20
4.寺院型テーマパーク/猫猫寺
猫猫寺の読み方は「にゃんにゃんじ」。名前に「寺」とついていますが、猫をモチーフとしたアートを取り扱っている美術館です。
建物は築100年の古民家が使われており、設定は、御本尊として招き猫の大日猫来(だいにちにゃらい)、御祭神には素戔猫尊(すさにゃるのみこと)と猫照大神(ねこてらすおおみかみ)をお祀りしているというもの。
木魚やたたき棒にも肉球のデザインがあしらわれ、おそなえものには「猫缶」や肉球まんじゅうが添えられているとか。
なお美術館ではありますが、猫猫寺でも御朱印、おみくじがあり、いずれも猫を感じるデザインのもの。また館内は雑貨店やカフェも併設されているので、大好きな猫をたっぷり感じながら、観光も休憩もできますよ。
✔場所…京都府京都市左京区八瀬近衛町520
まとめ
王道のスポットからささやかなものまで、猫に縁のあるスポットをピックアップしましたが、日本にはまだたくさんの猫を感じる場所があります。
なかには猫の神様や猫の銅像はまったくないものの、とにかく猫がたくさんいるという寺院もありますよね。ぜひ全国の猫スポットを巡ってみたいものですね。