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当初予算案などに質問、四日市市議会で各派から代表質問

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5人による代表質問が行われた=四日市市議会

 三重県の四日市市議会は2月19日、代表質問があった。新年度当初予算案が提出されたこともあり、会派を代表して質問に立った市議が、各施策に対する森智広市長の考えを聞いた。

 代表質問に立ったのは田中徹さん(市民目線の会)、川村幸康さん(政友クラブ)、平野貴之さん(新風創志会)、小田あけみさん(フューチャー四日市)、中川雅晶さん(公明党)の5人。

 田中さんは、埼玉県八潮市で起きた下水道管破損による道路陥没事故に関連し、市内での点検状況を問い、河原田地区で行ったAI活用型デマンド交通による運行の状況などを尋ねた。

 森市長は、市内の下水道管が2023年度で延長約1360キロあり、このうち50年が経過したものが延長約250キロあると紹介、独自に2月上旬に調査し、「異常がないことを確認した」と答弁した。デマンド交通については、2024年11月~2025年2月に延べ392人が利用したと報告し、新年度も引き続き実験を続けると話した。

 川村さんは、新図書館の計画の進め方について、近鉄四日市駅前の計画を断念したあと、いったん立ち止まって議論を尽くすべきだったとした。森市長は「立ち止まるのはいいが、ただ止まるだけではだめで、検討を重ね、次へ動いていることを理解してほしい」と反論した。森市長は「新図書館に様々な意見を寄せてくれた高校生ら若い人に、少しでも早く利用する機会をつくりたい」などとも語った。

 平野さんは、中央通り再編でスケートボードなどのアーバンスポーツエリアができるため、並行して、迷惑なスケートボード利用をなくすよう求めた。森市長は、市出身のスケートボード選手ら、さまざまの関係者と協力して検討することを答弁した。

 小田さんは、地方交付税の不交付団体になっている四日市の豊かさを感じられる施策はあるかと尋ね、国などの制度を活用し、どん欲に市民生活に寄与する施策を進めることも市の姿勢として必要だとした。森市長は、きめ細かい地区市民センターの配置や活動、市独自の事業、現時点で国などの補助を活用している事業などの数や事業費を挙げて、さまざまな方向から事業を提供していると強調した。

 中川さんは、2025年度の待機児童が、1歳を中心に、なお解消されない見通しだと指摘し、保育士の配置基準(1人の保育士が何人の子に対応するかの基準)にゆとりを持たしている四日市だが、いったん基準を見直して受け入れを図ることはできないかと尋ねた。森市長は、配置基準を見直すことは、これまでの市の方向性とは逆になるが、待機児童の解消には効果もあり、慎重に検討したい、などと答弁した。

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