1日で全話見ちゃう。人気イケメン俳優の主役が復讐に命を燃やすドロドロ展開【イチオシ韓国ドラマ3選】
悪女の毒牙にかかって不幸のどん底に落とされ、復讐を誓ったり、欲望を満たしてのし上がるために、愛する相手をも裏切ったりなど、泥沼の展開が描かれるのは、韓国ドラマならではの魅力の一つ。今回は、男性の主人公が復讐に命を燃やすドロドロドラマを3本紹介します。イケメン俳優が主人公を演じているのが見どころです!
※【注意】一部ネタバレを含みます。
1.『埋もれた心』
愛する女性と同棲し、プロポーズするつもりだったのに、彼女は突然、別の相手と政略結婚。失意の中、権力者から命を狙われて、死に直面した主人公が、2兆ウォンの政治裏金資金をハッキングし、壮大な復讐計画に手を染めていく、リベンジ・サスペンスドラマ。
ソ・ドンジュ(パク・ヒョンシク)は、大企業「デサングループ」の会長に忠実に仕え、常務にまで上り詰めていました。彼は同じ会社で働くヨ・ウンナム(ホン・ファヨン)と愛し合い、同棲していましたが、彼女は会長の孫娘であることを隠しており、会社の株をもらう条件で、ほかの人と結婚してしまいます。ドンジュは絶望しますが、会長からは絶大な信頼を寄せられていました。
会長の娘婿であるホ・イルド(イ・ヘヨン)と、デサングループを脅しつつ、政界を陰で牛耳っているヨム・ジャンソン(ホ・ジュノ)は、ドンジュが邪魔になり、彼を殺害します。ドンジュは九死に一生を得ますが、記憶喪失になってしまいます。実は、命を狙われる前、ドンジュはジャンソンの口座をハッキングして暗証番号を変えたのですが、彼の記憶が戻らない限り、2兆ウォンは引き出せないことに……。
『サウンドトラック#1』や『ハピネス -守りたいもの-』などで知られるイケメン俳優のパク・ヒョンシクが、ダークでセクシーな主人公を熱演。ウンナムと一緒に入浴するシーンや、熱いキスを交わす場面など、彼の色気に目が釘付けになります!
権力者との危険な駆け引きに身を投じ、愛するウンナムを取り戻そうと奮闘するドンジュ。最終話まで一気見せずにはいられません!
2.『太陽の帝国~復讐のカルマ~』
復讐のために巨大財閥を乗っ取ろうとする主人公と、復讐のために巨大財閥に嫁ぐ彼の恋人。すれ違いから泥沼の展開となる、センセーショナルな復讐エンターテインメント。
孤児院出身の会計士、キム・ユウォル(オ・チャンソク)は、恋人のユン・シウォル(ユン・ソイ)との幸せな将来を夢見ていました。
ところが、大手企業「ヤンジグループ」の会計監査を任されたユウォルは、重大な不正を発見したことで命を狙われ、車ごと崖から突き落とされてしまいます。ユウォルの子を妊娠していたシウォルは、彼の死を知らされて膝から崩れ落ちるも、ヤンジグループへの復讐を決意。復讐の計画として、副会長のチェ・グァンイル(チェ・ソンジェ)と結婚します。その頃、奇跡的に一命を取りとめたユウォルは、シウォルの結婚を知り、彼女に裏切られたと思い込み、絶望のどん底に落とされます。
シウォルとヤンジグループへの復讐を誓い、「オ・テヤン」と名前を変えたユウォルは、投資事業で大成功を収め、再びシウォルの前に姿を現すのですが……。
クールな“天才投資王”オ・テヤンと、財閥一族の破滅を企む“命を燃やす復讐者”キム・ユウォルという、2つの顔を持つ主人公に扮するオ・チャンソクの骨太の演技がカッコいいです! 愛し合っているのに復讐という状況に追い込まれたユウォルとシウォルの切ない恋模様や、2人とグァンイルの三角関係も必見です。
3.『復讐の花束をあなたに』
全てを失った主人公が、幸せを奪った全ての人に壮絶な復讐を果たしていく、裏切りと欲望が交錯する“マクチャン”復讐愛憎劇。
高校生の時に、事故で7歳の知能となる障害を負ったイ・テプン(カン・ウンタク)。彼は、大人になっても純真無垢なままでしたが、食品流通会社を経営する母イ・ギョンヘ(ヤン・ミギョン)や、想い合っている隣家のハン・ユジョン(オム・ヒョンギョン)のおかげで、不自由なく暮らしていました。
一方、ユジョンの双子の姉であるハン・ユラ(イ・チェヨン)は、貧しい家の出身のせいで、アナウンサーになる夢をなかなか叶えることができず、いら立っていました。策略から裕福な相手を誘惑して妊娠したユラでしたが、実は彼が貧乏だと知り、テプンに乗り換えることに。
テプンを眠らせ、目を覚ました時に関係を持ったと思い込ませ、お腹の子はテプンとの間にできたと偽り、結婚を迫るユラ。テプンとユジョンを引き裂き、彼の母も排除したユラは、自分の欲望のためにテプンの財産を奪って姿を消します。
母を失い、ユラにも裏切られたテプンは、さらに命まで狙われる羽目に。なんとか助かった彼は、その衝撃から後天的なサヴァン症候群となって覚醒。5年後、「ユ・ミニョク」という人物になりすました彼は検事になり、復讐を開始します。
“マクチャン”とは、ぶっ飛んだ設定の先の読めない愛憎劇の呼び名で、韓国ドラマの人気ジャンルの一つ。7歳児の知能から天才へと生まれ変わったり、悪女が妹の好きな相手を奪って、財産まで横取りしたりなど、あまりにもマクチャンすぎて、見始めたら止まらなくなります!
清水久美子/海外ドラマ・映画・音楽ライター