深夜食堂のように通いたくなる♪三宮『食酒場 ハッチ』のココナッツ香る“スパイスカレー” 神戸市
ビルの3階にひっそりと佇む『食酒場 ハッチ』(神戸市中央区)。まるで深夜食堂のように、お酒が飲めなくても夜ご飯を食べに通うことができ、今回は「特製スパイスカレー」を味わってきました。
はじめての入店だと、この扉を開けるのに勇気がいるかもしれません。料理だけでなくドローンやアクティブスポーツなど、多趣味でユニークな永井さんが営み、ひとり飲みも多いそうなので安心を。
焼肉屋出身でもあり、三宮で22年間腕を振るってきた店主の“肉使い”をぜひ目と舌で楽しんでほしいです。
猫好きでもある店主が手掛けた可愛らしい空間。奥にはカウンターが10席、手前にはテーブルが10席(1卓)あります。
こちらが筆者の気になっていた「特製スパイスカレー」。西宮神社の「十日えびす」では屋台を出店し、そこでも完売するほど人気だったのだとか。改良を重ねて屋台とはまた違う、大人向けの“ピリ辛”にアレンジされています。
ご飯は食物繊維たっぷりの十穀米で、真ん中には野菜チップスが添えられて見た目も華やか。同店で人気の「牛タンシチュー」のデミグラスソースをベースに使うことで深みが増し、牛や豚、鶏の合い挽き肉、大豆ミート、ゴボウやレンコンなど、ありとあらゆる食材が詰まっています。
4~5種類のスパイスとココナッツミルク、ナンプラーでバランスを調整。クリーミーな味わいに癒されていると、青唐辛子のピリッとした辛みが後から追いかけてきて、これはあなどれない、クセになるおいしさです。
根菜のシャキシャキ食感や、スパイシーな自家製肉みそのごろっとした歯ごたえなど、ひとくちごとに変化が感じられ、最後まで飽きずに味わえました。野菜や肉をじっくり煮込むことで生まれる旨みや甘み、そして辛みが渾然一体に。お酒のアテとしても◎です。
そのほかお酒に合わせるなら肉・魚・野菜が盛り付けられた「酒役の逸品盛合せ」もおすすめ。「台湾汁そば」や「焼肉丼(上ハラミ)」など、〆やご飯ものも充実しています。
料理だけでなく、ノンアルコールの「自家製梅ジュース」や「フルーツ&スパイス 爽やかサングリア」「自家製コーヒーリキュール」など、ドリンクもオリジナルのものが多くて心が躍りますね。
3日前までの要予約で、好みや予算に合わせた「オードブル」にも対応してくれます。店主のレパートリーは幅広く、随時新作が登場予定。夜ご飯を食べにぱぱっと利用するつもりが、アテやアルコールを追加して長居してしまうこと必至です♪
場所
食酒場 ハッチ
(神戸市中央区北長狭通1-20-2 JP三宮駅前ビル3F)
営業時間
18:00~翌2:00、日曜、祝日18:00~24:00
定休日
不定