太陽光発電 市独自補助の導入探る WEBでアンケート発信
伊勢原市は9月12日から、「いせはらくらし安心メール」で太陽光発電導入に関するWEBアンケートを配信。再生可能エネルギーの一つである太陽光発電の導入促進施策の検討のため、市環境対策課は協力を呼び掛けている。
市は地球温暖化対策としてのカーボンニュートラルの実現に向けた取組として、太陽光発電の導入促進施策を検討している。
これは市が2023年度から2032年度までの10年間を計画期間として策定した「第3次伊勢原市環境基本計画」に基づいたもの。市環境対策課の担当者によれば今回のアンケートは、家庭での太陽光発電導入にむけた設備の導入や共同購入、リースなどへの市独自の補助制度導入に向けた可能性も含めての検討になるという。
アンケート内容は、太陽光発電の導入に対して「自宅に導入する場合の懸念事項は何か」や「補助金があると太陽光発電設備の導入が考えやすくなるか」「発電電力の売却と自家消費のどちらに興味があるか」など8つの簡単な質問に答えるものになっている。これまで市では個人向け、事業者向けともに県が導入している支援で、市独自の太陽光発電に関する補助制度はない。市担当者によれば、近隣では厚木市や大和市では国の補助金を活用して独自に補助制度を行っているという。
アンケート開始後、約600件の回答が寄せられていて、担当者は「他に比べて反応が多く、市民の皆様の関心の高さが伺える。回答やご意見を精査して、補助制度導入の可能性を含めて検討していきたい」と話す。アンケートの実施期間は10月11日(金)まで。
県が支援する0円ソーラー
個人向けの「0円ソーラー」は、事業者が初期費用を負担して住宅に太陽光発電設備を設置。発電した電力を住宅所有者に販売することで、所有者は初期費用が0円で設置できるというもの。設備は概ね10年後に無償で譲渡される。
問合せは市環境対策課【電話】0463・94・4737へ。