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サッカー日本代表やヴェルディの全力応援でお馴染み「全力さん」登場

TBSラジオ

東京の多摩地域にお住まいの方、出身の方もそれ以外の方にも多摩を愛していただきたい番組。
MCは土屋礼央さん(国分寺市出身)&林家つる子さん(八王子市の大学出身)。

今週の放送は、知る人ぞ知る!?SNSでも話題の“全力さん”!サッカー日本代表や東京ヴェルディのゴール裏で全力で応援する姿がテレビカメラによく映るアノ人です!【FC東京サポーターの土屋礼央】と【東京ヴェルディサポーターの“全力さん”】、果たしてどんな対談に・・・!?

サッカー日本代表やヴェルディの全力応援でお馴染み「全力さん」登場

土屋:さっそく今週のゲストのご紹介です、“全力さん”こと加納広明さんです。よろしくお願いします。

全力さん:どうも、よろしくお願いします!

つる子:全力さんだ~

土屋:今日はヴェルディのユニフォームをまとっていて。今シーズン、お疲れ様でした!

全力さん:お疲れ様でした!

土屋:さすがの強さでした!

全力さん:いえいえ、とんでもないです!

つる子:(笑)。

全力さん:ただ、「東京ダービー」では決着がつかなかったので・・・

土屋:で、かるたといえば・・・つる子さん!出身はどこでしたっけ?2戦2引き分けで。我々「FC東京」からすると、ギリギリの2分けでございます!

全力さん:いえ、とんでもないです!

つる子:(笑)。

土屋:最後、「FC東京」の遠藤選手のゴールがあったから引き分けだったんですね。

全力さん:それは・・・暑かったので覚えてないです!

つる子:(笑)。

土屋:2戦2引き分けで。我々FC東京からすると、ギリギリの2分けでございます!全力さん、今日はユニフォームだけではないですよ、時計も東京ヴェルディカラーの緑色で。

全力さん:はい!

つる子:時計も!

土屋:「FC東京」サポーターがいつもすみません!

全力さん:いえ、とんでもないです!アレはアレとしてしまして(笑)。

つる子:アレとは・・・(笑)。

“全力さん”の由来は・・・

つる子:“全力さん”というのは、ご自分でつけられたんですか?

全力さん:2013年のJリーグ開幕から2、3試合目のホームの試合で、すぐ横にいたお子さんのサポーターが、自分の応援姿を見て“全力さん”と言ったのを、周りのサポーターがブログに書いて。それで「ヴェルディ」サポーター内に一気に広まって。そこから今度は代表サポーターでも広まったという感じです。

つる子:すごい!

土屋:代表戦も応援に基本は行くんですね?

全力さん:そうですね。

土屋:テレビカメラに映っていることは、自分では認識されているんですか?

全力さん:いえ。試合中はやっぱり疲れているので・・・。あまり認識はないですね。

つる子:(笑)。

土屋:つる子さんがあまりサッカーに詳しくないので説明すると、“全力さん”はゴール裏で応援されていているんですよね。疲れているというのはどういうことですか?

全力さん:選手は必死にプレーしていて、サポーターも適当に応援していたら選手には何も伝わらないので。こちらも精一杯やらないと何も伝わらないので。精一杯、応援した結果、疲れます。

つる子:(笑)。

土屋:精一杯というのは・・・?

全力さん:声を出して、手をぶっ叩いて、ジャンプして、とかですね。

つる子:すごい!

土屋:それを45分間、基本は休まず?

全力さん:はい!

土屋:全力さん、お仕事は何をされていらっしゃるんですか?

全力さん:ごく普通の会社員ですね。

土屋:で、週末はサッカーの応援と。

全力さん:そうですね。

土屋:「東京ヴェルディ」はいつから応援されているんですか?

全力さん:2007年のJリーグ開幕前の、「FC東京」さんとのプレシーズンマッチの時からですね。

土屋:だいぶマニアックですけど、、、どういうことですか?なぜ、その試合を観たんですか?

全力さん:前日にTBSテレビの「スーパーサッカー」という番組があって、最後の告知で「東京ダービー」のプレシーズンマッチがあるという知って行ってみようかな、と。それが初めてですね。

土屋:「スーパーサッカー」を観ていたということは、サッカーには興味があった?

全力さん:日本代表に関しては。

土屋:なるほど。そこから・・・?

全力さん:で、「FC東京」対「東京ヴェルディ」の「東京ダービー」のプレシーズンマッチをふらっと観に行きまして。FC東京のサポーターがいっぱいいて全然席が無い。ヴェルディは席がたくさんある。じゃあ「ヴェルディ」の方に行こうというのがきっかけですね。

つる子:ああ。

土屋:こんなこというのはアレなんですけど・・・2007年当時、「ヴェルディ」はサポーターがあまりいなかったなー。当時、「ヴェルディ」はJ2でしたよね?

全力さん:そうですね。

土屋:「FC東京」はJ1でブイブイ言っていたので、強くもないのに。

つる子:そうなんですね。

土屋:では、「東京ダービー」を観に行って、「ヴェルディ」が魅力的だったということですか?

全力さん:最初は観戦で行ったので席があったからのんびり座れて。また行ってみようと思って、そこから行き続けて次第に応援に切り替わったという感じですね。

つる子:ほうほう。

土屋:じゃあ、最初は観戦で行ったということはゴール裏にはいかないですよね?「味の素スタジアム」に初めて行った時のことを覚えてますか?

全力さん:プレシーズンマッチの「東京ダービー」が終わった次に見に行った試合が国立競技場だったんですよ。そこはバックスタンドで観てました。

土屋:当時の「ヴェルディ」のサポーターの数はどれくらいですか?

全力さん:ガラガラでしたね。

土屋:「東京ヴェルディ1969」といって1969年にチームが創設した年数がついていて。観客動員数が1969人を下回ると言われてくらい。そういう時代があったんですよ。

全力さん:実際に下回ったことはありますね。

つる子:おお。

土屋:ゴール裏までは時間はどれくらいかかったんですか?

全力さん:最初はバックスタンドとゴール裏の端っこの方を行き来してましたね。2008年にJ1に昇格したのをきっかけにゴール裏で応援しようと思ったのがきっかけでしたね。

つる子:ゴール裏というのは・・・応援する席?

全力さん:そうですね。

土屋:座って観戦する席と立っていいよという席があって。立っていいのはゴール裏の席。

つる子:ゴール裏は立って応援する?

全力さん:観戦席がバックスタンドとメインスタンド、ゴール裏は応援席です。

つる子:なるほど。

土屋:で、全力さんは基本的にはゴール裏の席で応援しているんですよね?

全力さん:そうですね、ずっとです。

全力さん、試合開始6時間前にスタジアム入り!

土屋:だいたい試合開始の1時間前には「味スタ」に足を運ぶのね。そんなゴール裏で応援する人の1日のスケジュールを教えてもらいたいです!

全力さん:自分のパターンだと、キックオフの6時間前に・・・

つる子:え?6時間前に?

全力さん:「味スタ」に着きまして。そこから少し待って、4時間半前になると横断幕の設置があるので。

土屋:選手の名前が入っていたりするね。

つる子:はいはい。

全力さん:それが1時間くらいかかるので。そこから1時間くらい待つともう開門するので、席を取りつつ、応援の準備をしていたら選手が出てきてアップが始まるので応援するという感じですね。

つる子:へえ。

土屋:つる子さん、笑って聞いていますけど、引いた所をちゃんと伝えた方がいいですよ(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:信じられない!と思ったところ、あったでしょ?ちゃんと聞いていきましょうよ。

つる子:いや、すごいな!と思って。

土屋:6時間前にスタジアムに着いているって。雨の日も?

全力さん:実は・・・2019年7月から「ヴェルディ」のホームゲームって、だいたい雨なんですよ。

つる子:おお!

土屋:そんなことはないでしょ?

全力さん:本当にそうなんですよ。試合中ではなくて、試合日のどこかで絶対に雨が降るんですよ。みんなが自分のことを“雨男”と言うんですけど。ただ、自分がいるおかげで普通の雨なので。だから晴れ男なんですよ。

土屋:“全力さん”がいなかったらもっと雨が降ってるぞ、と。

つる子:(笑)。

土屋:“全力さん”は「ヴェルディ」サポーターの中ではどんな立ち位置なんですか?ゴール裏といえばコールリーダーなどもいるじゃないですか?

全力さん:自分はあえてあえて端の方にいて。そこは恥ずかしくて応援できないという人がたくさんいるんですよ。そういう人たちに向けて自分がしっかり応援していれば、周りを巻き込みやすいので。あえて端にいます。

土屋:そういうことなんだ。コールリーダーをやってくれなど言われたことはないんですか?

全力さん:「ヴェルディ」のジュニアユースのチームや、女子チームの「ベレーザ」でたまにやったりしますけど、自分には周りを見ている余裕などないので。

つる子:(笑)。

土屋:そういうことか!全力で応援しているということなんですね。

全力さん:はい。あまり試合の記憶が無いので。

つる子:それはいいんですか(笑)。

土屋:試合は見ているんですか?

全力さん:視界には入ってますね。

つる子:(笑)。

土屋:試合は視界に入っていて、コールリーダーの掛け声に反応して声を出しているから、試合展開よりも全力で応援する方が大事ってこと!?

全力さん:あくまで、スタジアムに足を運ぶ目的は選手へのサポートが目的なので。試合を見るのは後でもいいので。

土屋:ああ、家に帰ってからってことか。

全力さん:配信で。

つる子:なるほど、試合は配信で見ているんですね。

土屋:やっぱりスタジアムの声援が大きいと、選手も力になって変わりますもんね。なるほど、試合中はそういう感じなんですね。

全力さん、ヴェルディのチラシ配りも手伝う

土屋:では、試合以外では「ヴェルディ」のことはどうなんですか?グラウンドに行ったり普及活動もされているんですよね?

全力さん:コロナ前までは「ヴェルディ」のホームタウンの「稲城市」や「多摩市」「日野市」「八王子市」の商店街を回ってポスター貼りをしたり。駅前でチラシ配りをやったりしてましたね。

土屋:それって普通はクラブの社員がやりますよね?どういうことなんですか?頼まれたんですか?お願いされたんですか?

全力さん:どっちもありますね。その頃はJ2だったのでスタッフが足りなくて。練習場の見学をしていたらスタッフさんが来て、<ちょっと忙しいから、明日の準備を手伝って>とか。その場で言われて(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:「ヴェルディ」って、すげえアットホームなんだ!そういう普及活動をやって。

全力さん「あくまで全部勝つつもりでいた」

土屋:去年、久々に戻ってきたJ1のステージはどうでしたか?最高だったんじゃないですか?

全力さん:楽しいですね!

つる子:よかった(笑)。

土屋:「ヴェルディ」は昨シーズンは6位ですよ!すみませんね、まさか6位とは思わなかったですよ。

全力さん:自分はあくまで全部勝つつもりでいたので。優勝と思っていたので。

つる子:そうか!

土屋:そうね、オレには甘えがある!そうだ~

全力さん:負けてもいいやという気持ちは無いので。

土屋:恥ずかしい!「ヴェルディ」の城福監督とともにね。そんなに補強も出来ずにいたんだけども。そして、日本代表戦も同じような気持ちで応援されていると。

全力さん:そうですね。

全力さん注目!多摩のサッカークラブ

土屋:多摩地域には「FC東京」「東京ヴェルディ」「町田ゼルビア」というチームがありますが、Jリーグのサポーターになると地元愛が増えていくものですか?

全力さん:東京にいると逆に感じないんですけど、アウェー戦の地方に行くと地元愛があるクラブはたくさんあるように感じますね。

土屋:そうか、東京はちょっと薄いんだ。東京は人口が多いから、もっとオラが町というのがあってもいいんだ。もう少し東京にライバルチームが多くてもおもしろい気がしますけど、どうですか?

全力さん:うーん、一つ気になっているのが、「八王子」にある都リーグ2部の「FC NossA 八王子」というチームがあるんですよ。

土屋:「FC NossA 八王子」?知らないな、、、

全力さん:「FC NossA 八王子」は元々「ヴェルディ」の監督をやっていた人が監督をやっていて。「ヴェルディ」のフロントスタッフだった人が勤めているので気になってはいますね。

土屋:都リーグ2部ということはそこから昇格していって基準を満たせばJリーグ入り出来る可能性があるから。そうするとライバルが増えてくるかもしれない。

「FC東京」「東京ヴェルディ」「町田ゼルビア」の今シーズンの予想!

土屋:今シーズンもまもなくシーズンインしますが。今シーズンも東京のチーム「FC東京」「東京ヴェルディ」「町田ゼルビア」の3チームあります。全力さんはどうなると予想していますか?

全力さん:とりあえず「ヴェルディ」は全部勝つつもりでいるので。

土屋:この番組を聴いて「ヴェルディ」を応援しようかなという人もいると思いますので、魅力、注目してほしいポイントを教えてください?

全力さん:「ヴェルディ」に関してはそんなに有名な選手はいないんですけど、誰でもウェルカムなスタジアムですのでちょっと気になってふらっと来てみても、初心者はダメみたいな雰囲気はまったく無いので。ぜひお越しください!待っています!

つる子:“全力さん”が応援しているゴール裏席のことを初めて詳しく伺って。行ってみたくなる人いると思いますよ。

土屋:なんか・・・“全力さん”の話を聴いていると、オレ、ちょっと大人気ない気がしてきた(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:“全力さん”から見て、「FC東京」はどうですか?

全力さん:「FC東京」さんはユニフォームの色がキレイだなと思います。

つる子:(笑)。

土屋:“全力さん”はとてもピュアな方で(笑)。じゃあ「町田ゼルビア」はいかがですか?去年大躍進でしたけど。

全力さん:「町田ゼルビア」さんは・・・「ヴェルディ」との対戦は「東京クラシック」と呼ばれていて各ホームタウンで一緒にチラシ配りをやっているので、そこまで悪い印象は無いです。

土屋:ちょっと、、、。さっき「FC東京」はユニフォームがキレイだけで、、、

全力さん:「町田ゼルビア」さんのクラブハウスは昔、一軒家だったんですよ。

土屋:へえ、そうだったんだ。

全力さん:練習が終わるとみんな、そこに入っていくんですよ。おそらく、一つのお風呂場を代わる代わる入っていると思うんですよ。

土屋:うわ、そこからのし上がったんだよ!サイバーエージェントさんがスポンサーとなってクラブが大きくなって。「ヴェルディ」も歴史があるけど苦しい時期があったけどまたJ1に戻ってきて。そして、「FC東京」。なんとか頑張らないといけない。

全力さん:「FC東京」さんのすごく良い所は、練習場のすぐ側にセブンイレブンがあるんですよ。マックもあるんですよ。「ヴェルディ」の練習場の側には何も無いんですよ。

土屋:なんで「FC東京」の練習場のことまで知っているんですか?

全力さん:たまに通るんですよ(笑)。練習場の目の前に頭の良い学校があるんですよ。だから治安の良い雰囲気もありますね。

つる子:(笑)。

土屋:ぜひね、今日の放送を機につる子さんもスポーツニュースを見て、(ヴェルディやFC東京はどうなっているのか)と見てくださいよ。

つる子:はい!全力さんが映っているかもしれないですもんね。

土屋:全力さんは自分が映っているというのは後で認識するんですか?

全力さん:はい、後で認識しますね。

土屋:全力さんのあの疲れ切った顔を自分で見てどうですか?

全力さん:もう、ああという感じですね。

土屋:応援のための体作りはされているんですか?

全力さん:シーズン中はしますね。

土屋:どういうトレーニングですか?

全力さん:走ったりしてますね。あと、シーズン中は試合開始まで4時間を切ったら固形物は摂らないですね。

つる子:え、すごい(笑)。

土屋:ミュージシャンと一緒です(笑)。

全力さん:スタジアムグルメがすごく美味しそうに見えるんですよ。でも食べることができないんですよ。

つる子:(笑)。

土屋:食べると応援が厳しくなりますか?

全力さん:お腹が痛くなっちゃうので。

土屋:残念!こんなにJリーグをたくさん観戦しているのにスタジアムグルメを堪能できないなんて!

全力さん:一応、ゼリーとかスポーツドリンクはちゃんと飲みますね。

土屋:全力さんはそういう思いでゴール裏で応援されていますから。バックスタンドやメインスタンドも良いですが、ぜひゴール裏にも注目してJリーグを楽しんでいただきたい!そして「味の素スタジアム」に来ていただきたいと思います!ということで、「ヴェルディ」、そして日本代表のサポーター、全力さんでした!

全力さん:どうもありがとうございました!

(TBSラジオ『東京042~多摩もりあげ宣言~』より抜粋)

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